新球場の北海道・エスコンフィールドで仕事人が大きな勲章を手にした。6月10日に行なわれた日本ハム戦の8回、阪神の加治屋蓮がマウンドに上がった。先発・大竹耕太郎が1点を勝ち越され、なおも無死一、二塁のピンチを背負った場面での救援だった。
試合は終盤とあって、追加点を与えないという簡単ではないミッションを課せられた右腕は、ブレーク中の大砲・万波中正をフォークで二ゴロ併殺に仕留め、巧打者の松本剛も同じ球種で三ゴロと見事な火消し。わずか7球で求められた最高の結果を残した。これで、開幕から刻んできた連続試合無失点は「22」に到達。1998年の弓長起浩、2002年の吉野誠の21試合を抜き球団新記録を樹立した。
まさに歴史に名を刻む出色の快投劇。台頭してきた若手が勢いそのまま生み出したものではなく、一度はソフトバンクを戦力外になったキャリア10年の苦労人が紡いできた快記録だ。その無双ぶりの要因は何なのか。加治屋本人は「起用法もあると思うんです」と冷静に分析する。
「イニング途中から1アウト、2アウトを取られている状態でいって試合数を重ねるのと、イニング頭からいって3つのアウトを取るのは違うので。1アウト、2アウトの状態でいく方が抑える確率的には高いですよね」
今季、加治屋が主に担っているのは「火消し役」だ。展開の優劣に関わらず、これ以上失点は許せない局面、すなわち走者を背負ったピンチでの出番が必然的に多くなる。ときには「1人1殺」の起用もあり、1アウトで仕事が終わる日もある。
本人が言うように、確かに打ち取るアウトの数は1イニングを任される時より少なくはなるが、「被安打1」が致命傷になることもあり、かかる重圧は相当なものだと想像がつく。そんなタフな状況で常に好結果を出している右腕が、好調の秘けつとして真っ先に挙げたのが「準備」だった。
「投げるまでの準備ですよね。ケア、トレーニング、食事も含めてトータルの体のコンディショニングはオフシーズンの半年前から気を遣ってきました」
試合は終盤とあって、追加点を与えないという簡単ではないミッションを課せられた右腕は、ブレーク中の大砲・万波中正をフォークで二ゴロ併殺に仕留め、巧打者の松本剛も同じ球種で三ゴロと見事な火消し。わずか7球で求められた最高の結果を残した。これで、開幕から刻んできた連続試合無失点は「22」に到達。1998年の弓長起浩、2002年の吉野誠の21試合を抜き球団新記録を樹立した。
まさに歴史に名を刻む出色の快投劇。台頭してきた若手が勢いそのまま生み出したものではなく、一度はソフトバンクを戦力外になったキャリア10年の苦労人が紡いできた快記録だ。その無双ぶりの要因は何なのか。加治屋本人は「起用法もあると思うんです」と冷静に分析する。
「イニング途中から1アウト、2アウトを取られている状態でいって試合数を重ねるのと、イニング頭からいって3つのアウトを取るのは違うので。1アウト、2アウトの状態でいく方が抑える確率的には高いですよね」
今季、加治屋が主に担っているのは「火消し役」だ。展開の優劣に関わらず、これ以上失点は許せない局面、すなわち走者を背負ったピンチでの出番が必然的に多くなる。ときには「1人1殺」の起用もあり、1アウトで仕事が終わる日もある。
本人が言うように、確かに打ち取るアウトの数は1イニングを任される時より少なくはなるが、「被安打1」が致命傷になることもあり、かかる重圧は相当なものだと想像がつく。そんなタフな状況で常に好結果を出している右腕が、好調の秘けつとして真っ先に挙げたのが「準備」だった。
「投げるまでの準備ですよね。ケア、トレーニング、食事も含めてトータルの体のコンディショニングはオフシーズンの半年前から気を遣ってきました」
関連記事
- 「あと1球が負けフラグ」阪神・大竹耕太郎の史上21人目12球団勝利が”消滅”する悪夢の逆転負けに虎党が悲鳴「絶望しかないわ」
- 「お前らがやるのは違うだろ」西武の応援団が奏でた“働け働け金子”コールに批判殺到!「選手にもファンにも失礼」
- トレバー・バウアーに新たな性的暴行疑惑が浮上!「レイプして妊娠させ、喉にステーキナイフを突きつけた」<SLUGGER>
- 「418億円の契約を結ぶかも!」元DeNAラミレスが佐々木朗希のメジャー入りに太鼓判!投手能力は「オオタニよりも優れている」と絶賛
- 「優勝の可能性もある!」元DeNAラミレスが阪神の強さを分析!“ポテンシャル”を秘める虎の主砲・佐藤輝明に期待することとは?