現地６月21日、エンジェルスの大谷翔平は本拠地でのドジャース戦に２番・投手兼ＤＨでスタメン出場。投げては７回５安打１失点12奪三振と好投するも勝ち投手の権利は得られず。打っては２打数無安打１四球で、エンジェルスも７回終わって０対１とリードされている。

　今日の大谷は、スイーパーではなく４シームやスプリッターを中心とした力強いピッチング。ムーキー・ベッツとフレディ・フリーマンのMVPコンビから始まる初回のドジャース打線を、まずは２三振を含む三者凡退で片づけると、１巡目で６つの三振を奪う。この間、第１打席では四球で出塁もしたが、得点にはつながらなかった。

　だが４回、先頭のフレディ・フリーマンに投じた２球目のカッターを捉えられる。打球はぐんぐん伸びて、バックスクリーン左に落ちる痛恨の先制ソロ被弾となった。この後も２死一、二塁のピンチを招くものの、ここはスイーパーを多投して最少失点で切り抜けた。
 
　続く５回もランナーを出したものの、自らのフィールディングなどで無失点。ここまで計４安打１失点８奪三振と好投していたが、味方打線がブルペンデーのドジャースに抑え込まれ、０対１とリードされる。直後の５回裏の攻撃で、エンジェルスは２死一、二塁のチャンスを作るも点は入らず、大谷は価値の権利を得られないまま６回に突入する。

　６回にも２死一、二塁のピンチを招きながら、ここも粘りのピッチングで切り抜けた大谷。ここまで11個も三振を奪う好投の勢いに乗り、６回先頭打者として打席に入るも、ここは長打への意識が仇となったが、高めへのボール球を叩いてサードフライに倒れてしまう。続くマイク・トラウトとブランドン・デュルーリーも凡退してこの回も得点ならず。

　大谷は７回のマウンドにも上がり、三者凡退に抑えて援護を待つも、味方打線は元広島のライアン・ブレイジャーに抑えられ、勝ち投手の権利を得られないまま降板となった。。

構成●SLUGGER編集部

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