打線の沈黙ぶりにファンも憮然とした様子だ。

　ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が現地６月21日、本拠地エンジェル・スタジアムでのロサンゼルス・ドジャース戦に「２番・投手兼指名打者」で先発出場。７回101球を投げ、被安打５、12奪三振、与四球２、１失点の好投を見せたが、今季３敗目を喫した。打線の援護を得られなかった大谷だが、自身も３打数ノーヒットに終わっている。
  　立ち上がりから快調なペースで強打のドジャース打線を抑え込んだ。初回から２つの三振を奪った大谷は、３回まで１安打６三振と付け入る隙を与えない快投。しかし、４回に先頭のフレディ・フリーマンに14号ソロを許し、先制点を与えてしまう。

　それでも失点はこの一発のみで、その後も100マイル（約160キロ）のフォーシームと切れ味鋭いスイーパーが冴え、三振の山を築いた。７回を投げ切り、防御率も試合前の3.29から3.16へ大きく減少している。

　しかし、エンジェルス打線は前日に続き、この日も投手の好投に応えられない。７人を注ぎ込んだドジャースの継投策の前に、わずか２安打に抑え込まれ連夜の零封負け。大谷の好投が報われない結果に日米のファンも悲痛な声を上げ「悔しい悔しい悔しい」「大谷投手、12kしても勝てない」「オオタニサン7回1失点で負けちゃうのは切ない」「負けたぁぁ、尚エエエエ!!!」「泣きそう」などとコメントが寄せられ、さらには「この酷い打線のチームにいたら勝てない」「やっぱ援護がないと勝てない」「いい加減にしろよホント」など２試合で７安打無得点に終わった打撃陣への批判の声も上がっている。

　大谷自身も打者としては、この２連戦は７打数ノーヒットと試練の時となった。首位テキサス・レンジャーズとの差も再び６ゲームと広がっただけに、現地23日からのコロラド・ロッキーズとの３連戦で巻き返したいところだ。

構成●THE DIGEST編集部
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