ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が現地６月21日、本拠地エンジェル・スタジアムでのロサンゼルス・ドジャース戦に「２番・投手兼指名打者」で先発出場。７回101球を投げて、被安打５、12奪三振、１失点と好投するも今季３敗目を喫した。エンジェルスは０-２で敗れている。
  　今季ナ・リーグ２位の長打率を誇る強打のドジャース打線を相手に圧巻のピッチングを披露した。初回から２つの三振を奪い早くもエンジン全開。最速100マイル（約160キロ）のフォーシームとスイーパー、スプリットなどの変化球が冴え、三振の山を築いた。４回にソロホームランを浴びるものの、失点はこの１点のみ。なんとも悔やまれる敗戦となったが、現地メディアでは二刀流スターの快投に多くの賛辞が寄せられている。

　そんななかで、MLB公式記者のサラ・ラングス氏は大谷の投手としてのスタッツを取り上げ、「大谷翔平は昨シーズン開幕以来、15試合で10三振以上を記録しており、この期間でMLBの他の選手より4つ多い」と投稿。さらに、打撃面のスタッツにもスポットを当て「彼はそのスパンで58本のホームランも打った」としている。この離れ業には「正気の沙汰じゃない」「ジャッジよりも価値がある」「彼は去年もMVPだった」「史上最高」などとファンからも賛辞が多数寄せられる。

　また、米データ分析社『Codify Baseball』も大谷のみが実現可能な投打のスタッツに注目し、「大谷翔平は現在、MLBの21試合で10三振以上、MLBの14試合で１試合２本塁打を記録している」と投稿。そして、その記録について「クレイジーだ」と綴っている。

　今季も二刀流での驚異的なパフォーマンスを継続する大谷。その勢いはまだまだとどまることを知らない。

構成●THE DIGEST編集部
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