プロ野球

「素晴らしい対決」「痺れた!」勝ち負け付かずも佐々木朗希VS宮城大弥の“同学年対決”に大喝采!緊迫の投手戦に称賛続々

THE DIGEST編集部

2023.06.28

侍Jでチームメイトだった佐々木(左)と宮城(右)がリーグ首位攻防戦での投げ合いが実現した。(C)THE DIGEST

 侍ジャパンの世界一に貢献した2人の若武者が、素晴らしい投げ合いを披露した。

 6月27日、オリックス対ロッテのパ・リーグ首位攻防戦が京セラドーム大阪で行なわれた。オリックスの先発は宮城大弥、ロッテは佐々木朗希がマウンドに上がり、3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でチームメイトだった2人の投げ合いが実現した。

 初回、宮城は先頭打者に左安打を浴びたが、そこから16者連続凡退と完璧なピッチング。150キロ近い速球と88キロのカーブ、スライダーやチェンジアップなどを織り交ぜてロッテ打線を翻弄。21歳の左腕は、緩急をつけた投球術でスコアボードにゼロを並べた。

 同学年の好投に、"令和の怪物"も負けていない。2回1死二塁で、杉本裕太郎にタイムリー安打を浴び1点を失ったが、持ち味である160キロ超の速球と鋭いフォーク、WBCの宮崎合宿でメジャーリーガーのダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)から伝授してもらったスライダーを武器に、オリックス打線から凡打の山を築いた。

 宮城は8回を投げ3安打、8奪三振、無失点。佐々木は7回5安打、10奪三振、1失点でマウンドを降りた。

 試合は9回、ロッテが守護神・平野佳寿を攻めると、山口航輝の右安打で同点に追いつく執念の粘りを見せ、宮城の今季7勝目は土壇場で消えた。だが、その裏オリックスは森友哉が益田直也の速球を右中間に叩き込むサヨナラホームランで劇的な幕切れ。4番の一振りで球場を一瞬で歓喜に変えたオリックスが首位を奪還した。
 
 勝ち負けは付かなかったが、世代を代表するピッチャー同士の投げ合いには、京セラドームだけでなくSNS上でも大いに盛り上がった。「同学年対決の投手戦、痺れたわ~」「二人ともナイスピッチング!」「やっぱ宮城と佐々木の投げ合いはええもんやなあ」「いい勝負やった。2人ともアッパレ!」「本当にファンに喜びを与える素晴らしい対決だな」など、WBCで仲睦まじい姿を見せた2人の投手戦にファンは酔いしれた。

 ともに2020年ドラフト1位の同い年で、直接対決は今回で3度目。侍戦士の戦いは今後も続いていく。
 
構成●THE DIGEST編集部

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