MLB

「多くの心配が解消された」大谷翔平の次回登板は予定通りと米メディアが報道。制球への懸念も指摘「彼の爪がどう影響するか注視すべきだろう」

THE DIGEST編集部

2023.06.30

前回の登板では試合途中に爪が割れるアクシデントで緊急降板した大谷翔平。(C)Getty Images

 現地時間6月29日、ロサンゼルス・エンジェルスは本拠地でシカゴ・ホワイトソックスと対戦。7対9で敗れ、前日に続いての連敗となった。5対9と4点のビハインドで9回の攻撃に臨んだエンジェルスは、2死からマイク・トラウトの安打と大谷翔平の左中間への2点本塁打で追い上げたものの、反撃もここまで。勝利を手繰り寄せることはできなかった。

 これでホワイトソックスとの4連戦は2勝2敗。現地時間26日の初戦は接戦を制し、翌日は大谷による「リアル二刀流」での奮闘で白星を先行していただけに、五分の星に終わったことは悔やまれる結果と言えるだろう。

 一方で、今後へ向けた明るいニュースも、米国内メディアを通じて伝えられている。ホワイトソックス戦での登板で試合途中に爪が割れ、緊急降板となった大谷の現状について、米スポーツサイト『Yardbarker』が6月29日のトピックにて言及。「火曜日の先発で中指の爪が割れたショウヘイ・オオタニは、次の先発をサンディエゴの月曜日に予定している」と、次回の登板予定に変更がない点に触れ、深刻な怪我ではなかったと報じた。

 その上で同メディアは6月中の投打でのパフォーマンスを称えており、「マウンドでも、彼のプレーは向上し続けている。直近2回の先発では、13.1イニングを投げて自責点はわずか2、奪三振は22を記録している」と振り返り、さらに「次回の登板が決まったことで、多くの心配が解消された」と予定通りに中5日での先発登板が行なわれると述べている。
 
 また、それに加えて「この28歳は、6月9日のシアトル・マリナーズ戦での5四球を含め、シーズンを通して四球の問題と戦ってきた。オオタニとエンジェルスは、彼の爪がコントロールにどう影響するか注視すべきだろう」として、制球についての懸念も指摘した。

 驚異的な数字を叩き出しているバッティング同様、今月はマウンド上でも好パフォーマンスを展開。過去3度の登板では2勝を記録し、自責点も2点以下を続けている。トピックでも「オオタニは火曜日、降板するまでに10個の三振を奪った」と記されている通り、アクシデントに見舞われた前回登板でもハイレベルな投球内容を披露していた。

 登板予定の次戦、7月3日のサンディエゴ・パドレス戦は、オールスター前最後の先発と見込まれている。背番号17がどんなピッチングを繰り広げるか、いつも以上に注目が集まるのは間違いないだろう。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】9回裏2死、2ストライクの土壇場から特大の一発!

【画像】日々更新! 大谷翔平が2023シーズンで魅せる喜怒哀楽の厳選ショット集!

【記事】「一瞬にして一生の宝物」大谷翔平がみせた"ふたりの少年"への神対応に日米で反響止まず!「当たり前のことではないよね」
NEXT
PAGE
【動画】9回裏2死、2ストライクの土壇場から特大の一発!