異常とも言えるハイパフォーマンスに賛辞の声が止まない。
ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が現地6月29日、シカゴ・ホワイトソックス戦に「3番・指名打者」で先発出場。9回裏に2試合ぶりの29号2ランホームランを放ったが、チームは7対9で敗れた。
エンジェルスが4点ビハインドで迎えた9回、ここまで大谷は三振2つ、四球2つとノーヒットだったが、2死一塁から5球目のスライダーを振り抜くと、打球はセンターに一直線。バックスクリーンに突き刺さる追撃の2ランが飛び出した。
これで6月は通算14本目。23本でア・リーグ本塁打ランク2位につけるルイス・ロバートJr.(ホワイトソックス)の目の前で豪快なアーチを叩き込んだ。後続が倒れ、大谷の一発は勝利に結びつかなかったが、最後の最後で二刀流スターが地元ファンを沸かせた。
背番号17の連日止まらぬ打棒に現地メディアは熱狂。公式サイト『MLB.com』で執筆するエンジェルス番記者のレット・ボリンジャー氏は「なんというショウタイムだ」と感嘆の声を漏らす。
同記者はツイッターに「9回にショウヘイ・オオタニが2ランを放ち、エンジェルスが9対7とリードを縮めた。これは彼のMLBトップとなる今シーズン29本目で、6月の本塁打数は14本目となり、球団の月間本塁打記録を更新した」と、またひとつ球団記録を塗り替えたと伝えた。
米メディア『The Athletic』などに寄稿しているブレント・マグワイア記者も二刀流スターの活躍に興奮を隠せない。「ショウヘイ・オオタニの華々しい6月の成績は14本塁打、28打点、OPS1.415でMLBすべての打者でトップに君臨する」と、異例な数値に舌を巻く。続けて、「マウンドでは、30回1/3を投げて防御率3.26、37奪三振。(27日には)10奪三振、2本塁打という二刀流での驚異的なパフォーマンスからわずか2日後、オオタニはまたも本塁打を放り込み好調を維持した」と盟友のマイク・トラウトが休養をはさみながら出場するなか、大谷の疲れ知らずのフィジカルを強調。超人的なパフォーマンに喝采を送った。
チームは敗北したとはいえ、同記者は「野球界で最も偉大な選手のひとりによる、最も印象的な月間成績だ。オオタニの歴史的なホームランは、史上最高の試合の仕上げである」と評している。
指揮を執るフィル・ネビン監督も「オオタニは毎日すべての記録と、あらゆるプレーで我々を本当に驚かせてくれる。彼は才能に溢れていて、見ていて楽しい」と、こちらも最大級の賛辞を贈る。
近年でもコンスタントにホームランを量産している大谷に一部メディアのなかには、早くもリーグMVPに推す声も少なくない。米球界で異彩を放つリアル二刀流の快進撃は、どこまで続くのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】大谷翔平が6月14本塁打!!
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ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が現地6月29日、シカゴ・ホワイトソックス戦に「3番・指名打者」で先発出場。9回裏に2試合ぶりの29号2ランホームランを放ったが、チームは7対9で敗れた。
エンジェルスが4点ビハインドで迎えた9回、ここまで大谷は三振2つ、四球2つとノーヒットだったが、2死一塁から5球目のスライダーを振り抜くと、打球はセンターに一直線。バックスクリーンに突き刺さる追撃の2ランが飛び出した。
これで6月は通算14本目。23本でア・リーグ本塁打ランク2位につけるルイス・ロバートJr.(ホワイトソックス)の目の前で豪快なアーチを叩き込んだ。後続が倒れ、大谷の一発は勝利に結びつかなかったが、最後の最後で二刀流スターが地元ファンを沸かせた。
背番号17の連日止まらぬ打棒に現地メディアは熱狂。公式サイト『MLB.com』で執筆するエンジェルス番記者のレット・ボリンジャー氏は「なんというショウタイムだ」と感嘆の声を漏らす。
同記者はツイッターに「9回にショウヘイ・オオタニが2ランを放ち、エンジェルスが9対7とリードを縮めた。これは彼のMLBトップとなる今シーズン29本目で、6月の本塁打数は14本目となり、球団の月間本塁打記録を更新した」と、またひとつ球団記録を塗り替えたと伝えた。
米メディア『The Athletic』などに寄稿しているブレント・マグワイア記者も二刀流スターの活躍に興奮を隠せない。「ショウヘイ・オオタニの華々しい6月の成績は14本塁打、28打点、OPS1.415でMLBすべての打者でトップに君臨する」と、異例な数値に舌を巻く。続けて、「マウンドでは、30回1/3を投げて防御率3.26、37奪三振。(27日には)10奪三振、2本塁打という二刀流での驚異的なパフォーマンスからわずか2日後、オオタニはまたも本塁打を放り込み好調を維持した」と盟友のマイク・トラウトが休養をはさみながら出場するなか、大谷の疲れ知らずのフィジカルを強調。超人的なパフォーマンに喝采を送った。
チームは敗北したとはいえ、同記者は「野球界で最も偉大な選手のひとりによる、最も印象的な月間成績だ。オオタニの歴史的なホームランは、史上最高の試合の仕上げである」と評している。
指揮を執るフィル・ネビン監督も「オオタニは毎日すべての記録と、あらゆるプレーで我々を本当に驚かせてくれる。彼は才能に溢れていて、見ていて楽しい」と、こちらも最大級の賛辞を贈る。
近年でもコンスタントにホームランを量産している大谷に一部メディアのなかには、早くもリーグMVPに推す声も少なくない。米球界で異彩を放つリアル二刀流の快進撃は、どこまで続くのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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