ボストン・レッドソックスの吉田正尚が現地時間7月16日、敵地でのシカゴ・カブス戦に「5番・左翼」で先発出場し、今季2本目となる満塁弾を含め、5打数3安打6打点と大暴れ。またも強烈なインパクトを放った。
第1、第2打席は凡退し、迎えた5回表の第3打席。2死満塁の場面でカブス先発左腕、ジャスティン・スティールが投じた3球目のストレートをとらえると、打球は低い弾道であっという間にライトフェンスを越えた。パワフルなスイングに定評のある吉田らしい、圧巻のグランドスラムとなった。
さらに7回にはランナー2人を置いてセンターオーバーのスリーベースヒット、9回の第5打席でもライト前ヒットと2試合ぶりにマルチ安打を記録、チームの11対5の大勝に貢献した。
8試合続いていた複数安打記録が前日、途絶えたものの、この日は自身メジャー2本目の満塁弾をはじめ、改めてその打棒を見せつけた吉田。試合後にはMLB公式サイト『MLB.com』でもチームメイトのコメントをはじめ、多くの賛辞が綴られている。
このレッドソックスの白星や吉田の活躍を伝えるトピックでは、勝利投手となったカッター・クロフォードが吉田の打球を見て「まるでビデオゲームのようだ」と試合後に感想を語ったとしており、さらに「彼は素晴らしい打者であり、素晴らしいチームメイトであり、さまざまな面でチームを助けてくれている」と称えていたことも紹介している。
さらに同メディアは、今季9勝を挙げているカブスのスティールが満塁弾を浴びたことについても「彼にとってそれは苦い経験となった。満塁の場面でラファエル・デバースを三振に打ち取り、アダム・デュバルを内野安打に仕留めた後、ヨシダが打席に来て午後の時間を台無しにした」と5回のシーンを振り返った。
また、レ軍指揮官のアレックス・コーラ監督による「彼は良いよ、凄い。他に言えることは何もない」とのコメントを紹介しながら、「ヨシダのキャリアはまだ315打席しかないが、監督はすでに形容詞を使い果たしているようだ」とも綴っている。
他にもトピックでは「印象的なのは、ヨシダのOPSをみると右投手(.877)よりも左投手(.896)の方が数字は上だ。彼は右利きにも左利きにも日常的に優れた対応をしてきている」として、左右どちらの投手にも高いスタッツを残している点も強調した。
7月の月間打率は4割を大きく上回るなど、今月に入り驚異的なバッティングを続けている吉田。日本球界在籍時より、自身が得意としてきた夏のシーズンはまだ始まったばかり。背番号7への称賛の声はまだまだ続きそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】吉田正尚が放った今季2度目の満塁ホームランをチェック!
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第1、第2打席は凡退し、迎えた5回表の第3打席。2死満塁の場面でカブス先発左腕、ジャスティン・スティールが投じた3球目のストレートをとらえると、打球は低い弾道であっという間にライトフェンスを越えた。パワフルなスイングに定評のある吉田らしい、圧巻のグランドスラムとなった。
さらに7回にはランナー2人を置いてセンターオーバーのスリーベースヒット、9回の第5打席でもライト前ヒットと2試合ぶりにマルチ安打を記録、チームの11対5の大勝に貢献した。
8試合続いていた複数安打記録が前日、途絶えたものの、この日は自身メジャー2本目の満塁弾をはじめ、改めてその打棒を見せつけた吉田。試合後にはMLB公式サイト『MLB.com』でもチームメイトのコメントをはじめ、多くの賛辞が綴られている。
このレッドソックスの白星や吉田の活躍を伝えるトピックでは、勝利投手となったカッター・クロフォードが吉田の打球を見て「まるでビデオゲームのようだ」と試合後に感想を語ったとしており、さらに「彼は素晴らしい打者であり、素晴らしいチームメイトであり、さまざまな面でチームを助けてくれている」と称えていたことも紹介している。
さらに同メディアは、今季9勝を挙げているカブスのスティールが満塁弾を浴びたことについても「彼にとってそれは苦い経験となった。満塁の場面でラファエル・デバースを三振に打ち取り、アダム・デュバルを内野安打に仕留めた後、ヨシダが打席に来て午後の時間を台無しにした」と5回のシーンを振り返った。
また、レ軍指揮官のアレックス・コーラ監督による「彼は良いよ、凄い。他に言えることは何もない」とのコメントを紹介しながら、「ヨシダのキャリアはまだ315打席しかないが、監督はすでに形容詞を使い果たしているようだ」とも綴っている。
他にもトピックでは「印象的なのは、ヨシダのOPSをみると右投手(.877)よりも左投手(.896)の方が数字は上だ。彼は右利きにも左利きにも日常的に優れた対応をしてきている」として、左右どちらの投手にも高いスタッツを残している点も強調した。
7月の月間打率は4割を大きく上回るなど、今月に入り驚異的なバッティングを続けている吉田。日本球界在籍時より、自身が得意としてきた夏のシーズンはまだ始まったばかり。背番号7への称賛の声はまだまだ続きそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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