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ヌートバーの“プレーボール弾”に地元メディアも賛辞! 1950年以降、本拠地で球団初の快挙に「ラーズはゲームの始め方を知っている」

THE DIGEST編集部

2023.07.23

先頭打者・初球ホームランを放ったヌートバー。(C)Getty Images

先頭打者・初球ホームランを放ったヌートバー。(C)Getty Images

 現地7月22日、セントルイス・カーディナルスのラーズ・ヌートバーは、敵地で行なわれたシカゴ・カブス戦に「1番・中堅」で先発出場し、初球先頭打者アーチを含む4打数3安打1打点、1四球と活躍。チームが6対8で敗れ、前日に続く2連敗を喫するなか、三塁打が出ればサイクル安打というハイパフォーマンスを見せた。

【動画】ヌートバーの“プレーボール弾”をチェック!

 初回に先頭でカブスの先発右腕マイケル・フルマーと対峙したヌートバーは、94.5マイル(約152.1キロ)の初球フォーシームを狙い打ち。勢いよく放たれた打球は、グングンと飛距離を伸ばし、打球速度101マイル(約162.5キロ)、飛距離366フィート(約111.6メートル)を計測。左中間スタンドへの鮮やかなプレーボール弾となった。

 試合開始直後の一発に、SNS上では称える声が続出した。カーディナルスの球団公式ツイッターが本塁打シーンの映像とともに、「ヌートが初球を観客席に放り込む!」と興奮気味にツイートすると、地元放送局『Bally Sports Midwest』は、「ラーズ・ヌートバーは、ゲームの始め方を知っている」と称賛を送った。
 
 また、MLB公式でカーディナルス番を務めるジョン・デントン記者は、「ヌートバーのリードオフHRはキャリア4本目で、うち3本は今季マークしたものだ」とツイート。球団広報によると、この初球先頭打者アーチは、データの記録が始まった1950年以来、「リグレー・フィールドでカーディナルスの選手が放った初めてのもの」だという。

 今年3月のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)では、侍ジャパン初の日系人メジャーリーガーとして出場し、3大会ぶり3度目の世界一に貢献したヌートバー。メジャー開幕後は、指や腰の負傷で戦列を離れる時期があったものの、現地20日までキャリアハイの17試合連続出塁を記録するなど、コンスタントに結果を残し始めている。

構成●THE DIGEST編集部

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