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「まさにエリートだ!」ア・リーグ首位打者浮上の吉田正尚が足でも魅せた! 驚異の盗塁成功率に米番記者たちも舌を巻く

THE DIGEST編集部

2023.07.23

猛打賞の吉田はア・リーグ首位打者トップに浮上した。(C)Getty Images

 足でも魅せた日本の小さな天才打者に地元記者から賛辞が止まない。

 現地7月22日、ボストン・レッドソックスの吉田正尚は、本拠地で行なわれたニューヨーク・メッツとのダブルヘッダー第2試合に「2番・左翼」で先発出場し、4打数3安打1打点1盗塁と今季9度目の猛打賞をマーク。8対6で勝利に貢献すると、打率.319でタンパベイ・レイズのヤンディ・ディアズを抜き、アメリカン・リーグ首位打者に浮上した。

 バットだけではない。この日は7回の第4打席で2番手右腕トレバー・ゴットからレフト前タイムリーを放った直後、果敢に二盗を狙った。これが今季8個目の盗塁成功となり、チーム内では、ここまで19盗塁のジャレン・デュランに次ぐ2位の数字だ。また、オリックス時代の2020年に記録したキャリアハイにも並び、あと1個スチールを決めれば自己最多を更新する。

 打って走る吉田のプレーを受け、興味深いデータを紹介しているのが地元メディア『Boston Sports Journal』のクリス・エンリケ記者だ。試合中に自身のツイッターを更新すると、「ヨシダはいま8度盗塁を試み、すべて成功させている」とその快足ぶりを称賛。メジャー1年目から高い打撃スキルを発揮するだけでなく、ここまで盗塁成功率100パーセントをキープしている俊足を強調したのだ。
 
 また、MLB公式サイトでレッドソックス番を務めるイアン・ブラウン記者は、同じく侍戦士の驚くべき盗塁成功率に注目する。「ヨシダの足は決して速くないものの、盗塁を試みて(捕手に)一度も刺されたことがない」とツイート。さらに、レッドソックス専門メディア『Bosox Injection』などに執筆するハンター・ノール記者は、「ヨシダは、まさにエリートだ!」と高いセンスを称賛していた。

 ア・リーグの新人王有力候補として米識者から熱い視線を注がれる吉田。後半戦に入っても好調を維持しており、現地の評価は高まるばかりだ。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】ア・リーグ首位打者に浮上!吉田正尚の技あり安打

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