ボルティモア・オリオールズの藤浪晋太郎が現地8月6日、本拠地でのニューヨーク・メッツ戦に4番手として登板。8回の1イニングを投げ、被安打0、無失点、2奪三振とパーフェクトピッチングで移籍後初ホールドをマークした。また、日本人投手最速となる102.6マイル(165.1キロ)も記録している。
【PHOTO】アスレチックスで奮闘する藤浪晋太郎を厳選ショットで紹介! 2点リードの8回、本来なら守護神へ繋ぐ役割はイェニアー・カノーが担う場面。ブランドン・ハイド監督の期待を背負ってマウンドへ送り出された藤浪が快投を披露する。先頭のピート・アロンゾを内角高めのカットボールで見逃し三振に仕留めると、続くDJ・スチュワートはすべて100マイル以上のフォーシームで勝負。最後は日本人最速の102.6マイルで空振り三振を奪った。さらに、続くオマー・ナルバエズも3球勝負で遊飛に打ち取り、本拠地ファンの喝采を浴びたのである。
現地記者も藤浪の快投に賛辞を寄せる。地元メディア『THE BALTIMORE BANNER』のアンディ・コストカ記者は、藤浪の速球に対し、「カムデンヤードのファンは、彼がどれだけ速いボールを投げているかを理解するために速度を読み取る必要はなかった。それはジェームズ・マキャンのミットを弾くたびによく理解できた」と綴り、熱のこもったピッチングを表現。「103マイルに達する速球でボルティモアのフロントが彼を獲得した理由を示した」と評した。
また、今後はプレーオフ進出に向けて緊張感の高まる試合が続くことになるが、「このような活躍が増えれば、「オリオールズがアスレティックスから日本人投手を獲得した時に得た価値はさらに高まるだろう」とさらなる期待感を寄せている。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】ついに大谷超え!165キロを記録した藤浪の投球
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