専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
MLB

「疲労に屈した」大谷翔平の次回先発登板“回避”に地元メディア反応!ネビン監督は軽症を強調「彼は自分の体を理解している」

THE DIGEST編集部

2023.08.14

大谷は自ら次回先発登板の延期をネビン監督に伝えた。(C) Getty Images

大谷は自ら次回先発登板の延期をネビン監督に伝えた。(C) Getty Images

 米球界を彩る偉才の緊急回避が、小さくない話題を呼んでいる。

 ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が、次回先発登板を延期することをフィル・ネビン監督に直訴したことが複数の米メディアで報じられた。

 大谷は前回登板した現地8月9日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦で6回を投げ3安打、1失点(自責点0)の好投で10勝目。メジャー史上初となる2度目の「二桁勝利&二桁本塁打」の大偉業を達成した。

 ジャイアンツ戦から中5日、敵地テキサス・レンジャーズ戦で先発するとみられていた大谷だが、ネビン監督は現地メディアに対し、「ショウヘイが私に先発を1回飛ばしたいと言ってきた」と話し、自ら先発回避を相談したと明かした。続けて、「彼が言ってきたのは、腕の疲労だ。痛みがあるとか、ケガをしたわけではない」と故障で回避するわけではないと強調した。

 当然、大谷の先発延期は現地で一気に広まった。エンジェルスの地元メディア『Halos Today』は「ショウヘイ・オオタニがついに疲労に屈し、先発を逃す」という驚きのトピックを配信。「今シーズン眩い活躍でエンジェルスを照らしてきた彼だが、やはり休息が必要だ」と記し、投打でフル回転の活躍を見せてきた二刀流戦士の休みに理解を示した。
 
 同メディアは「29歳の彼は現在投手として22試合に先発して10勝5敗、防御率3.17を保持しており、7月のデトロイト・タイガースとのダブルヘッダーでは二刀流で信じられないパフォーマンスを披露している。ここまでの間ずっとオオタニは野球界で最高の打者のひとりだ。13日時点で打率.305、出塁率.408、長打率.665を記録し、メジャーリーグ2位の41本塁打を放っている」とし、投打で驚異的な数字を残していると紹介している。

 最近では爪のひび割れに加え、指のけいれんなどマウンド上でのパフォーマンスに支障をきたしていた大谷。チームの勝利を何よりも優先する男は、ローテーションを一度飛ばして調整することを決断した。ネビン監督は「彼は自分の体のことを誰よりも理解している。彼がそう言うのならば、私はオオタニを信じる」と、これまでと変わりない信頼を口にする。

 指揮官は「打撃には影響しないと言っている。問題はない」として、大谷が引き続き指名打者として出場できることを確認したという。「彼はバッターボックスでは気分が良く、バットを振るのに健康的だ」と自信たっぷりに語り、今後もスタメンでの起用を示唆した。

 エンジェルスはプレーオフ出場権獲得を目指しており、現在熾烈なワイルドカード争いは6.5ゲーム差。負けられない戦いが続いており、打者・大谷にかかる期待は依然大きい。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】バックスクリーンに放り込んだ大谷翔平の41号をチェック

【関連記事】「サンデーショウヘイ!」特大41号ソロを叩き込んだ大谷翔平は週末に強い!?今季9本目の“日曜日弾”に米注目「また伝説作った」

【関連記事】「とんでもなく飛ばしたぞ!」大谷翔平、37打席ぶりの豪快41号ソロに米記者たちも熱狂!「ボールを破壊したんだ」
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号