米球界を沸かす偉才に、久々の一発が飛び出した。

　現地８月13日、ロサンゼルス・エンジェルスは敵地でヒューストン・アストロズと対戦した。大谷翔平は「２番・指名打者」でスタメン出場すると、６回に９試合ぶりとなる超特大の41号ソロホームランを叩き込んだ。これがチームを２対１の勝利に導く値千金の一打となり、エンジェルスは連敗を「２」で止めた。

　ここまで今季ワーストの８試合連続ノーアーチ。さらにチームは２試合連続二桁失点と意気消沈するなか、二刀流戦士のバットがついに火を噴いた。

　１点リードの第３打席、大谷は相手左腕パーカー・ムシンスキが投じた高めのスライダーを完璧に振り抜くと、打球はセンターに一直線。打球を追った中堅手のはるか頭上を越える豪快なアーチをバックスクリーン上段に突き刺した。
  　打球速度110.2マイル（約177.3キロ）、打球角度28度、そして飛距離448フィート（約136.6メートル）をマークするソロ弾に球場は騒然。さらにMLB公式は大谷が今季放り込んだ本塁打の内訳にも注目。41本中なんと日曜日（現地）だけで９本を記録しているというのだ。

　この情報をMLB公式サイト『MLB.com』はX（旧ツイッター）に即共有。「サンデーショウヘイ！オオタニの日曜日９本目のホームランは、今季41本目でもある」と綴った。すると、衝撃弾を見届けたファンは反応。「Wow！なんてバッターなんだ！」「彼はまた伝説をひとつ作った」「美しい弾道だ」「ショットガンのような打球音がしたぞ」など喝采は止まない。

　さらに、この人物も黙っていなかった。稀代の”大谷マニア”として知られる米放送局『Fox Sports』のアナリスト、ベン・バーランダー氏も「ショウヘイ・オオタニが先頭打者で41号ホームランを放った！」と待望の一発を目の当たりにし、興奮を隠せなかった。

　今季41本目はア・リーグ本塁打王争いで単独トップを独走。さらに打率.305、84打点は同リーグ４位以内に入るなど、三冠王すら射程圏内に捉えるという驚異的な成績をマークしている大谷。異次元パフォーマンスは、いったいどこまで続くのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】大谷翔平が９試合ぶりのアーチ!!41号はバックスクリーンへ

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