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MLB

あまりにも痛すぎた大谷の途中交代……特大先制2ランもむなしくエンジェルスは4対9で敗戦

SLUGGER編集部

2023.08.24

誰もが悲鳴を上げた、大谷の今季最短での交代劇。今後に大きな影響がなければいいが……。(C)Getty Images

誰もが悲鳴を上げた、大谷の今季最短での交代劇。今後に大きな影響がなければいいが……。(C)Getty Images

 エンジェルスの大谷翔平は現地8月23日、本拠地でのレッズ戦ダブルヘッダー第1試合に2番・投手兼DHでスタメン出場。初回に先制2ランを放つも2回途中に緊急降板でゲームから退き、チームも4対9で敗れた。

 まさかまさかの今季最短での交代劇だった。

 初回に話題の新人マット・マクレインとエリー・デラクルーズから連続三振を奪うなど、上々の立ち上がりを見せていた先発投手・大谷。さらにその直後の第1打席では、初球打ちで豪快な先制2ランが飛び出したものだから、誰もが”大谷劇場”の幕開けを予感した。

 だが、大谷は2回に1死を取ったところで自らフィル・ネビン監督らをマウンドへ呼び寄せ、今季最短イニングでの降板を決断。さらに打者としても第2打席に代打を送られ、ゲームから完全に退いてしまった。交代の理由は「腕の疲労」とのこと。これまでずっと、ほぼ休みなしでシーズンを戦い抜いてきたことが、腕に大きな負担をかけていたのだろう。
 
 だが、大谷の2点が効いて、この時点で2点をリードしていたエンジェルス。タイラー・アンダーソンが大谷に代わってマウンドに上がり、味方の援護もあって4回までは抑えていた。だが、3対1の5回、2死一、二塁の場面でエリー・デラクルーズから特大の逆転3ランを被弾。大谷の稼いだリードが露と消えた。

 5回にエンジェルスは無死一、二塁の好機を作るも、レッズの投手交代で流れが止まり、ここは無得点。大谷に代わってDHに入ったローラン・シャヌエルが4打席で1安打3四球とチャンスメークしても、後が続かなかった。さらに、7回にはリリーフ陣がまたもデラクルーズらに打たれて計4点を献上してしまった。

 それでも7回裏には先頭のルイス・レンジーフォのスリーベースヒットをきっかけに反撃。1点入れてなお2死満塁と同点のチャンスを作ったが、ハンター・レンフローが三振に倒れて三者残塁。9回も三者凡退で終了するなどその後は淡白な攻撃に終始し、結局4対9で敗れた。大谷のいなくなった3回以降は投打ともに決め手を欠き、改めて”大谷頼み”の状況を露呈してしまった。

構成●SLUGGER編集部

【動画】大谷劇場はお預けも……44号2ランは完璧な当たりだった!

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