独立リーグで格の違いを見せつけ、ジャイアンツとマイナー契約を交わした筒香嘉智。シーズンも残り1ヵ月余りとなったが、果たしてメジャー昇格の可能性はあるのだろうか。
結論から言うと、決して楽観できる状況ではない。ジャイアンツの一塁と外野、DHの本来のレギュラーは以下の通りだ。
一塁:ラモンテ・ウェイドJr.
レフト:ミッチ・ハニガー
センター:マイク・ヤストレムスキー
ライト:マイケル・コンフォート
DH:ジョク・ピーダーソン
このうち、ウェイドJr.以外はメジャーで確固たる実績を築いたベテランで、「格」としては筒香よりはるかに上。ハニガーとヤストレムスキーは現在故障者リスト入りしているものの、どちらも復帰の目処は立っている。
筒香にとってネックとなるのは、ウェイドJr.、ヤストレムスキー、、コンフォート、ピーダーソンがいずれも左打者であるということ。もし筒香が右打ちだったら左投手要員として彼らとツープラトンを組むという形もあり得たが、それも叶わない。さらに、外野には3ポジションを起用をこなし、足も速いオースティン・スレーターという便利屋もいる。 また、チームは現在、熾烈なワイルドカード争いの真っ最中。来季へ向けた新戦力をテストしているような状況でもない。以上の状況を踏まえると、少なくとも現状ではジャイアンツにとって筒香は「3Aの穴埋め要員」という位置付けになる。
筒香は昨年も8月末にブルージェイズとマイナー契約を交わしたが、結局メジャー昇格は果たせなかった。状況としては今年もそれに近い。
もっとも、そんな事情は筒香も承知のはず。たった一人の故障で状況が一変することもある。あくまでアメリカでのプレーにこだわる彼のひたむきな努力が報われることを期待したい。
構成●SLUGGER編集部
結論から言うと、決して楽観できる状況ではない。ジャイアンツの一塁と外野、DHの本来のレギュラーは以下の通りだ。
一塁:ラモンテ・ウェイドJr.
レフト:ミッチ・ハニガー
センター:マイク・ヤストレムスキー
ライト:マイケル・コンフォート
DH:ジョク・ピーダーソン
このうち、ウェイドJr.以外はメジャーで確固たる実績を築いたベテランで、「格」としては筒香よりはるかに上。ハニガーとヤストレムスキーは現在故障者リスト入りしているものの、どちらも復帰の目処は立っている。
筒香にとってネックとなるのは、ウェイドJr.、ヤストレムスキー、、コンフォート、ピーダーソンがいずれも左打者であるということ。もし筒香が右打ちだったら左投手要員として彼らとツープラトンを組むという形もあり得たが、それも叶わない。さらに、外野には3ポジションを起用をこなし、足も速いオースティン・スレーターという便利屋もいる。 また、チームは現在、熾烈なワイルドカード争いの真っ最中。来季へ向けた新戦力をテストしているような状況でもない。以上の状況を踏まえると、少なくとも現状ではジャイアンツにとって筒香は「3Aの穴埋め要員」という位置付けになる。
筒香は昨年も8月末にブルージェイズとマイナー契約を交わしたが、結局メジャー昇格は果たせなかった。状況としては今年もそれに近い。
もっとも、そんな事情は筒香も承知のはず。たった一人の故障で状況が一変することもある。あくまでアメリカでのプレーにこだわる彼のひたむきな努力が報われることを期待したい。
構成●SLUGGER編集部