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「依然としてリストのトップだ」右肘故障も主役は大谷翔平で変わらず! 欧米メディアが今オフのFA市場を予測。ド軍&NY2球団が有力か

THE DIGEST編集部

2023.09.01

今季は投手としての出場はなくなったが、打撃面でも特筆すべき結果を残している。(C) Getty Images

 今シーズン終了後、FAとなるロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平。先月、右肘内側側副靭帯を損傷したことが明らかとなり、「主役」として迎えるはずだった今オフのFA市場での動向にも大きな影響を及ぼすものと報じられている。

 今後の二刀流としてのプレーにも大きく関わってくる故障であるだけに、投手・打者としてプレーする日本人スター獲得を目論んでいた球団にとっては、大幅な「方向転換」を強いられるケースもありそうだ。

 しかし一方で、今回の肘のアクシデントを問題とせず、獲得に乗り出そうとする球団の動きも伝えられている。
 
 欧州を拠点とする国際ニュースサイト『Metro World News』では、これまでも移籍先として何度も名前が挙がってきたロサンゼルス・ドジャースが今オフ、FAでの大谷獲得を視野に入れていると報じている。

 同メディアは「ショウヘイ・オオタニが近年MLBでスター選手となり、その価値を高めてきたエンジェルスに残ることはないだろう」として、他球団への移籍が確実と述べており、予想される大型契約の締結が可能な球団として「ドジャースがリードしている」と見込みを示した。

 さらに「怪我は障害ではない。数日前に右肘の側副靭帯を痛めたが、ドジャース入りの妨げにはならないだろう」とも予想している。

 また、米メディア『New York Post』では、地元球団、ニューヨーク・ヤンキース、ニューヨーク・メッツの今オフの補強選手候補の特集記事において、日本人スターがその最右翼であると主張。「二刀流の天才、ショウヘイ・オオタニは、たとえしばらく投げられなかったとしても、依然としてリストのトップにいる」と記しており、加えて「彼が腕の靱帯を断裂した後でも、我々は依然として5億ドルの契約を構想している」と綴っている。

 他にも、同メディアでは「ドジャース、パドレス、ジャイアンツ、マリナーズ、カブス、レンジャーズ、マリナーズ、メッツ、ヤンキース、そして現所属のエンゼルスが当然の候補だ」として、現在も多くの球団が大谷との契約を望んでいると見通している。

 今季の試合数も残りわずかとなってきたなか、引き続き大谷の来季の去就を巡る情報が熱を帯びてくるのは間違いない。右肘の治療方法も今後、決定されるなかで、「二刀流スター」の未来を大きく左右するであろう、シーズンオフとなるのかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部
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