若き侍ジャパンがU-18W杯決勝で開催国の台湾を倒し、初の世界一に輝いた。

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　初回に１点を許した日本は、４回に３番の緒方漣（横浜）が四球を選び、４番の武田陸玖（山形中央）が送りバントを決めて１死二塁に。続く５番の丸田湊斗（慶応）がセーフティバントを成功させると、１死一、三塁で６番の髙中一樹（聖光学院）がスクイズを敢行。三塁手の暴投もあり、緒方に加えて丸田も生還して２対１と逆転に成功した。

　投げては先発の前田悠伍（大阪桐蔭）が７回、92球、被安打４、奪三振５、与四球２、失点１と抜群の投球を披露。２回以降、台湾に得点を許さなかった。

　初優勝の原動力になった前田について、馬淵史郎監督（明徳義塾）は「よく投げましたね。さすがですよ。本当によくやってくれました。105球まではいくぞ、と伝えていました。四球を出しそうになってもきちんと投げて打ち取ってましたし、たいした投手ですよ」ともろ手を挙げて絶賛した。
  　４回には、３連続バントで２点を奪って逆転。掲げたスモールベールボールで頂点を勝ち取った指揮官は、「いろんな（攻撃の）やり方があるんでしょうけど、わたしはそれしかできないので、そういう選手を選んだんですが、いい結果が出て良かった。スモールベースボールをやり通して良かったと思います」と満足気に語った。

「いままで（U-18W杯で）優勝できなかったので、過去の先輩たちが取れなかった金メダルを自分たちの代で獲ろうじゃないかと話してきました。本当に獲れて良かったです」と語った馬淵監督は、最後に「最高の仲間でした」と世界一のチームを称えていた。

構成●THE DIGEST編集部

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