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MLB

「8月には実質的にシーズンを終えた」メジャー公式がエンジェルスの2023年を総括「チームに多くの疑問がある」と来季への問題点も指摘!

THE DIGEST編集部

2023.10.05

大谷の奮闘も空しく、エンジェルスは今季もプレーオフ進出はならず。(C) Getty Images

大谷の奮闘も空しく、エンジェルスは今季もプレーオフ進出はならず。(C) Getty Images

 ロサンゼルス・エンジェルスは今シーズン、73勝89敗、勝率.451でアメリカンリーグ西地区4位という最終成績に終わった。現地時間10月2日には、フィル・ネビン監督の退任も発表されたことで、来季は新たな体制での戦いを送ることとなる。

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 球団を挙げプレーオフ出場に臨んだ2023年シーズンだったが、秋の季節を前に一気に失速、その後、何人もの中堅選手を手放すなど、チーム基盤の脆弱さも露呈した。およそ1年半、チームを率いた指揮官が去り、大谷翔平のFA動向もすでに注目を集めており、エンジェルスにとっては、オフシーズンがさらに激動のものとなる可能性も低くはない。

 負傷者が続出し、最後は頼みの大谷もグラウンドから離れるなど、もどかしさが募る結果となった今季のエンジェルスについて、メジャー公式サイト『MLB.com』が特集記事の中で今季の振り返りや来季への展望などを綴っている。

 同メディアは「2023年のエンジェルスは大きな期待を背負い、7月下旬まで優勝争いに加わっていたが、最終的には8年連続の負け越しに終わり、2014年以来のポストシーズン進出をいまだ模索している」とレギュラーシーズンの戦いぶりを総括。また「2022年と同じ73勝89敗で、フィル・ネビン監督は職を失った。ジェネラル・マネージャーのペリー・ミナシアンが火曜日にメディアに語ったところによると、他のスタッフにも変化が訪れるかもしれないとのことだ」とオフの動きも伝えている。

 さらに「チームには他にも多くの疑問がある」と指摘しながら、シーズンで続出した負傷者や、投手陣の不振などにも言及。「エンジェルスは1年を通して怪我に悩まされ、それを克服することができなかった。彼らはトレード・デッドラインで補強を加えたが、8月上旬に連敗に陥り、実質的にシーズンを終えた」と指摘。

 加えて「ローテーションも大きな原因だった。先発投手陣は、2022年にはERA3.67を記録したが、2023年にはERA4.47まで後退。エンジェルスが来季競争に勝ち残るには、パトリック・サンドバル、リード・デトマーズ、タイラー・アンダーソンといった先発投手の投球内容が改善される必要がある」と主張。

 また「二刀流スター」の去就については「ミナシアンGMは『オオタニを呼び戻すことが今オフシーズンのクラブの最優先事項であり、彼のフリーエージェントがスポーツ界最大のストーリーラインになるだろう』と語った」として、球団として再契約の意思があることも記している。

 他にも、本塁打数がリーグ5位だったものの結果が伴わなかったことや、若手選手の活躍が光ったことなども今季の出来事として回想されている。

 今後、さまざまな変化が必要となるのは間違いないものの、オフの大谷の決断がチームにとっても大きなターニングポイントとなることに変わりはない。果たして来季、エンジェルスはどのような陣容で新シーズンを迎えるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部
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