今シーズンオフ、ポスティングによるメジャー移籍が有力視されているオリックス・バファローズの山本由伸に対し、サンフランシスコ・ジャイアンツが獲得に乗り出すと、米国内で報じられている。
米放送局『NBC Sports』は現地時間10月5日、公式サイト上において、ジャイアンツのファルハン・ザイディ編成本部長が山本について語ったコメントなどを紹介した。米ポットキャスト番組内でのインタビューで、山本獲得の意思を示したとされる。
その中でザイディ氏は山本について「彼は本当に世界でもトップクラスの先発投手だ。大げさに聞こえるかもしれないが、そんなことはない。実際にそうなんだ」と絶賛。他にも「投球の特徴や球速を気にする現代において、あれほど高いレベルで良い投球をする選手を見るのは、ほとんど異例だ。多くのポジティブな要素があり、彼は見ていて印象的な男だ」と語ったとしている。
また、レギュラーシーズン中に山本の投球を視察に訪れたことや、ザイディ氏が「2、3ヵ月後のポスティングを見据えて、多くの仕事をこなしている」と語ったことも紹介。さらに、同メディアも「ジャイアンツはザイディの下でフリーエージェントの投手と3年以上の契約を結んでおらず、ケビン・ガウスマンやカルロス・ロドンとの交渉にもほとんど興味を示さなかった」と過去の事例を交え、その上で「ヤマモトを例外と見なすのも無理はない。ジャイアンツの生え抜きエース、ローガン・ウェブより若い25歳でMLB入りする」と年齢が大きな魅力であると綴っている。
さらに、ジャイアンツが昨オフ、現ニューヨーク・メッツの千賀滉大の獲得に向け動いていたものの実らなかったことについて「ジャイアンツは多くの教訓を得た。その中には、好みの選手を内定させることがいかに難しいかという、予想外の教訓も含まれていた」と振り返るなど、今オフのFA市場の目玉とされる日本人右腕に対して、並々ならぬ意欲であることを強調。
トピックでは他にも、ジャイアンツがロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平にも関心を示しているとして「(FAでの)入札合戦が少しクレイジーになると予想している。しかし、ジャイアンツはその争いに加わるつもりであり、重要なオフシーズンを迎えるにあたり、オオタニとヤマモトは彼らのウィッシュリストのトップである」とも明かしている。
今季、ナ・リーグ西地区4位に沈んだジャイアンツ。球団幹部の想定通り、日本人選手補強を実現させることが、来季の巻き返しのための第一歩と言えるのかもしれない。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】山本由伸が村上頌樹と投げ合いを演じた6月13日の阪神×オリックス戦
【画像】本拠地に姿を現し、チームMVPを受賞した大谷翔平
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米放送局『NBC Sports』は現地時間10月5日、公式サイト上において、ジャイアンツのファルハン・ザイディ編成本部長が山本について語ったコメントなどを紹介した。米ポットキャスト番組内でのインタビューで、山本獲得の意思を示したとされる。
その中でザイディ氏は山本について「彼は本当に世界でもトップクラスの先発投手だ。大げさに聞こえるかもしれないが、そんなことはない。実際にそうなんだ」と絶賛。他にも「投球の特徴や球速を気にする現代において、あれほど高いレベルで良い投球をする選手を見るのは、ほとんど異例だ。多くのポジティブな要素があり、彼は見ていて印象的な男だ」と語ったとしている。
また、レギュラーシーズン中に山本の投球を視察に訪れたことや、ザイディ氏が「2、3ヵ月後のポスティングを見据えて、多くの仕事をこなしている」と語ったことも紹介。さらに、同メディアも「ジャイアンツはザイディの下でフリーエージェントの投手と3年以上の契約を結んでおらず、ケビン・ガウスマンやカルロス・ロドンとの交渉にもほとんど興味を示さなかった」と過去の事例を交え、その上で「ヤマモトを例外と見なすのも無理はない。ジャイアンツの生え抜きエース、ローガン・ウェブより若い25歳でMLB入りする」と年齢が大きな魅力であると綴っている。
さらに、ジャイアンツが昨オフ、現ニューヨーク・メッツの千賀滉大の獲得に向け動いていたものの実らなかったことについて「ジャイアンツは多くの教訓を得た。その中には、好みの選手を内定させることがいかに難しいかという、予想外の教訓も含まれていた」と振り返るなど、今オフのFA市場の目玉とされる日本人右腕に対して、並々ならぬ意欲であることを強調。
トピックでは他にも、ジャイアンツがロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平にも関心を示しているとして「(FAでの)入札合戦が少しクレイジーになると予想している。しかし、ジャイアンツはその争いに加わるつもりであり、重要なオフシーズンを迎えるにあたり、オオタニとヤマモトは彼らのウィッシュリストのトップである」とも明かしている。
今季、ナ・リーグ西地区4位に沈んだジャイアンツ。球団幹部の想定通り、日本人選手補強を実現させることが、来季の巻き返しのための第一歩と言えるのかもしれない。
構成●THE DIGEST編集部
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