一部のメジャー関係者からも歓迎の声が上がっている。

　現地10月16日にナ・リーグ優勝決定シリーズの第１戦が行なわれ、フィラデルフィア・フィリーズは、シチズンズバンク・パークでアリゾナ・ダイヤモンドバックスに５対３と快勝。先発ザック・ウィーラーの好投、カイル・シュワバー、ブライス・ハーパー、ニック・カステラノスの本塁打などで先勝した。

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　地元メディア『NBC Sports Philadelphia』によると試合前、フィリーズの指揮を執るロブ・トムソン監督が2028年のロサンゼルス五輪の正式競技として野球・ソフトボールが復活したというニュースに反応。1984年ロサンゼルス五輪のカナダ代表としてプレーした自身の経験を振り返りつつ、「最高だ」と歓迎の意を示したという。

　野球・ソフトボールの復帰は、侍ジャパンが金メダルに輝いた21年東京大会以来、２大会ぶりだ。同日、国際オリンピック委員会（IOC）がインド・ムンバイで開いた総会では、この競技がクリケット、フラッグフットボール、スカッシュ、ラクロスとともに追加競技として正式採用され、各方面からさまざまな反応が寄せられた。
  　そのなかでもトムソン氏は、「私は人口2000人の町出身だから、500人以上の前でプレーしたことがなかった」と自身の思い出を振り返り、「ドジャー・スタジアムで行なわれた最初のベネズエラ戦には、４万5000人が集まった」と言及。「実を言うと、初回すらも覚えていない。とにかく緊張した。一生忘れられない」と話している。

　過去の五輪でMLBは現役メジャーリーガーの派遣を認めていなかったが、米国では26年にカナダ、メキシコとの共催でサッカーのワールドカップが開催されるため、野球人気を高めるためにロス五輪に現役プロ選手を派遣するとも言われている。はたして今後、どのような展開が待っているのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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