昨年のドラフト1位で白鳳大からオリックスに入団した曽谷龍平。即戦力左腕として期待されながら、なかなか白星を挙げることができなかったが、レギュラーシーズン最終戦となった10月9日のソフトバンク戦で、7度目の先発でようやくうれしいプロ初勝利を挙げた。
「今はもうホッとしてます。今年1年目だけど苦しいことばかりで、うまくいかないことのほうが多かったので、最後こうやって勝てたことが一番良かった」と安堵の表情を浮かべていたが、この初勝利はかなり自信につながったのではないだろうか。
試合を振り返り「フォアボールを出してしまったけど、ストライク先行だったり、ランナー出してからでも落ち着いていけた。あと守備の皆さんもしっかり守ってくださったので、うまくかみ合ったのかなと思う。前の登板だったり、ズルズルいっていた部分があったと思うけど、そこはしっかり出しても切り替えられたので良かったです」と語った曽谷。「監督やコーチがこうやってチャンスをくださっている中で、スタッフの皆さんには本当に感謝したいと思う」とm、なんとか今季中に勝ちをつけさせてあげたいと最後に起用してくれた首脳陣に感謝した。
中嶋聡監督は「良かったですねホントに。良かったです。こっちがホッとしました」と親心が実ったことに一安心。続けて「今まで投げていてプレッシャーがかかっていたんだろうなと思うけど、それも抜きにして投げてくれると思って出しましたのでね。うん。良かったです。ナイスピッチ」と好投を称えた。「最後にああいうピッチングができるというのは能力の高さだと思うのでね。良かったです。(今後も期待を)もうね、しますよそりゃあ」と笑みを交えながら述べた。
ドラフト1位として「プレッシャーしか、正直なかった」という曽谷だが「やっぱり期待に応えないといけないという、自分の中でレッテルを貼ってしまっていた部分があったので、そこがちょっとは解け始めたのかなと思う」と本人の気持ちにも変化があったようだ。
デビューしてから苦しい日々が続いていたが「やっぱり周りに流されないというか、自分を信じて日々練習をしてきたので、継続力が良かったのかなと思う。心が折れそうな時もありましたけど、そこで折れたら野球人生終わりだと思うので、そこは絶対に芯でブレないようにしています」と常に前を向いて取り組んだ。
タイトルを狙っていた近藤健介の打席は「力みまくっていた」そうだが「近藤選手もホームランだったりを狙っていたと思うので、ああいう形でレフトフライに抑えられたことは自信になった」と振り返った。
今回の勝利で、ポストシーズンで登板する可能性も出てきた。「チャンスがまたCSで回ってきたら、何かを変えるのではなく、普段通りのピッチングができる準備をしたい」。期待のドラフト1位左腕は、折れない心を最大の武器にポストシーズンでも気迫のこもった投球を見せてくれるはずだ。
構成●THE DIGEST編集部
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中嶋聡監督は「良かったですねホントに。良かったです。こっちがホッとしました」と親心が実ったことに一安心。続けて「今まで投げていてプレッシャーがかかっていたんだろうなと思うけど、それも抜きにして投げてくれると思って出しましたのでね。うん。良かったです。ナイスピッチ」と好投を称えた。「最後にああいうピッチングができるというのは能力の高さだと思うのでね。良かったです。(今後も期待を)もうね、しますよそりゃあ」と笑みを交えながら述べた。
ドラフト1位として「プレッシャーしか、正直なかった」という曽谷だが「やっぱり期待に応えないといけないという、自分の中でレッテルを貼ってしまっていた部分があったので、そこがちょっとは解け始めたのかなと思う」と本人の気持ちにも変化があったようだ。
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タイトルを狙っていた近藤健介の打席は「力みまくっていた」そうだが「近藤選手もホームランだったりを狙っていたと思うので、ああいう形でレフトフライに抑えられたことは自信になった」と振り返った。
今回の勝利で、ポストシーズンで登板する可能性も出てきた。「チャンスがまたCSで回ってきたら、何かを変えるのではなく、普段通りのピッチングができる準備をしたい」。期待のドラフト1位左腕は、折れない心を最大の武器にポストシーズンでも気迫のこもった投球を見せてくれるはずだ。
構成●THE DIGEST編集部
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