大谷翔平の去就に関してさまざまな噂が飛び交うなか、米スポーツメディア『Bleacher Report』が10月18日に「ショウヘイ・オオタニが“適さない”6球団」をランキング化した。
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同メディアは、「オオタニはどのチームが適しているのか、という議論が何か月も続いている。これは移籍が決まるまで続くだろう」として、「それでは逆に、移籍の可能性がある球団のなかでオオタニが“適さない”と思われるチームはどこだろうか」と、これまでとは違った切り口で大谷の移籍に対する見解を示した。
まず記事の冒頭で、「一部のチームについては“適さない”理由を見つけるのが難しかった。それはロサンゼルス・ドジャースだけでなく、テキサス・レンジャーズ、シカゴ・カブス、シアトル・マリナーズも同様だ」と断ったうえで、以下6球団をランク付けしている。
6位はサンディエゴ・パドレス。「戦力的には優勝候補に見えるが、聞くところによると今シーズンはフィールドの内外で問題が発生していたという。さらに財政的な理由から総サラリーを約5000万ドル(約75億円)も削減する予定で、ホアン・ソトのトレード話は、その一環だという。この状況をオオタニが不安視していないとしても、本拠地ペトコ・パークの左打者によるフライボール当たりの本塁打率が22位と、オオタニに向いているとは言えない」と記した。
5位はニューヨーク・メッツだ。「DHの必要性はあるが、すでに左打者が多く、オオタニはそのうちのひとりになるだろう。また、本拠地シティ・フィールドは左打者に有利と思われているが、実際には右打者とほとんど変わらないデータが出ている。そもそもメッツはコウダイ・センガをカバーできる先発投手を必要としており、ブレイク・スネル(パドレス)、アーロン・ノラ(フィリーズ)、ヨシノブ・ヤマモト(オリックス)ら獲得候補者には事欠かない。2024年に投げられないオオタニよりも、こちらに注力したほうがいいかもしれない」と指摘した。
4位は「オオタニ自身がプレーしていて楽しい場所」と評した本拠地を持つニューヨーク・ヤンキース。「しかし、メッツと同じく必要としているのは先発投手だ。さらにDHにはジャンカルロ・スタントンがいる。2人がDHになることはできず、もしオオタニを獲得するならスタントンを放出することになる。しかしスタントンを放出したとしても1億1600万ドル(約170億円)の支払いを背負うため、オオタニを獲得する場合の真のコストは5億ドル(約750億円)をゆうに超えてしまうだろう」と、コスト面の悪さを“適さない”理由に挙げた。
3位は6年の在籍で一度もプレーオフに進めなかった現所属のロサンゼルス・エンジェルスだ。「未来は希望に満ちているどころか、暗闇に包まれている。マイク・トラウトとアンソニー・レンドーンはともに全盛期を過ぎており、しかも2人に対する高額の支払いがあと何年も残っている。ファームシステムも最悪だ。話はとてもシンプルで、オオタニの最優先事項が“勝つこと”であれば、アナハイムは今後数年間で最も行きたくない場所のひとつだろう」と評している。
「パドレスと同様に、2017年に移籍する可能性があったサンフランシスコ・ジャイアンツ」を2位に挙げている。「本拠地のオラクル・パークは右打者、左打者を問わず、スラッガーに優しい球場ではない。左利きの場合、過去2シーズンでフライボール当たりの本塁打率は24位で、それを別にしてもチームの最近の競争力に不安がある。当時ですら偶然に思えた107勝の2021年の前後3シーズンは勝率が5割。現在は新監督が決まっておらず、強力な育成システムも持っていない」と不安点要素を挙げている。
そして1位には、ボストン・レッドソックスを選出した。「ハイム・ブルームCBOの後任として新たなフロントオフィスのチーフを雇うことすらできていない事情は、脇に置いておこう。地元メディア『Mass Live』のショーン・マクアダム記者によると、チームはオオタニが今オフの最優先事項ではないという。ほかにも本拠地のフェンウェイ・パークは右中間が深く、左打者の場合は逆方向に打つ場合に有利であり、それはオオタニに当てはまらない。しかもチームはMLBでも左打者が多いラインアップのひとつ。必要としているのは右打者であり、それ以上に先発投手を求めている」と、大谷が“適さない”理由を説明している。
構成●THE DIGEST編集部
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同メディアは、「オオタニはどのチームが適しているのか、という議論が何か月も続いている。これは移籍が決まるまで続くだろう」として、「それでは逆に、移籍の可能性がある球団のなかでオオタニが“適さない”と思われるチームはどこだろうか」と、これまでとは違った切り口で大谷の移籍に対する見解を示した。
まず記事の冒頭で、「一部のチームについては“適さない”理由を見つけるのが難しかった。それはロサンゼルス・ドジャースだけでなく、テキサス・レンジャーズ、シカゴ・カブス、シアトル・マリナーズも同様だ」と断ったうえで、以下6球団をランク付けしている。
6位はサンディエゴ・パドレス。「戦力的には優勝候補に見えるが、聞くところによると今シーズンはフィールドの内外で問題が発生していたという。さらに財政的な理由から総サラリーを約5000万ドル(約75億円)も削減する予定で、ホアン・ソトのトレード話は、その一環だという。この状況をオオタニが不安視していないとしても、本拠地ペトコ・パークの左打者によるフライボール当たりの本塁打率が22位と、オオタニに向いているとは言えない」と記した。
5位はニューヨーク・メッツだ。「DHの必要性はあるが、すでに左打者が多く、オオタニはそのうちのひとりになるだろう。また、本拠地シティ・フィールドは左打者に有利と思われているが、実際には右打者とほとんど変わらないデータが出ている。そもそもメッツはコウダイ・センガをカバーできる先発投手を必要としており、ブレイク・スネル(パドレス)、アーロン・ノラ(フィリーズ)、ヨシノブ・ヤマモト(オリックス)ら獲得候補者には事欠かない。2024年に投げられないオオタニよりも、こちらに注力したほうがいいかもしれない」と指摘した。
4位は「オオタニ自身がプレーしていて楽しい場所」と評した本拠地を持つニューヨーク・ヤンキース。「しかし、メッツと同じく必要としているのは先発投手だ。さらにDHにはジャンカルロ・スタントンがいる。2人がDHになることはできず、もしオオタニを獲得するならスタントンを放出することになる。しかしスタントンを放出したとしても1億1600万ドル(約170億円)の支払いを背負うため、オオタニを獲得する場合の真のコストは5億ドル(約750億円)をゆうに超えてしまうだろう」と、コスト面の悪さを“適さない”理由に挙げた。
3位は6年の在籍で一度もプレーオフに進めなかった現所属のロサンゼルス・エンジェルスだ。「未来は希望に満ちているどころか、暗闇に包まれている。マイク・トラウトとアンソニー・レンドーンはともに全盛期を過ぎており、しかも2人に対する高額の支払いがあと何年も残っている。ファームシステムも最悪だ。話はとてもシンプルで、オオタニの最優先事項が“勝つこと”であれば、アナハイムは今後数年間で最も行きたくない場所のひとつだろう」と評している。
「パドレスと同様に、2017年に移籍する可能性があったサンフランシスコ・ジャイアンツ」を2位に挙げている。「本拠地のオラクル・パークは右打者、左打者を問わず、スラッガーに優しい球場ではない。左利きの場合、過去2シーズンでフライボール当たりの本塁打率は24位で、それを別にしてもチームの最近の競争力に不安がある。当時ですら偶然に思えた107勝の2021年の前後3シーズンは勝率が5割。現在は新監督が決まっておらず、強力な育成システムも持っていない」と不安点要素を挙げている。
そして1位には、ボストン・レッドソックスを選出した。「ハイム・ブルームCBOの後任として新たなフロントオフィスのチーフを雇うことすらできていない事情は、脇に置いておこう。地元メディア『Mass Live』のショーン・マクアダム記者によると、チームはオオタニが今オフの最優先事項ではないという。ほかにも本拠地のフェンウェイ・パークは右中間が深く、左打者の場合は逆方向に打つ場合に有利であり、それはオオタニに当てはまらない。しかもチームはMLBでも左打者が多いラインアップのひとつ。必要としているのは右打者であり、それ以上に先発投手を求めている」と、大谷が“適さない”理由を説明している。
構成●THE DIGEST編集部
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