▼15位:明瀬諒介[一塁手・鹿児島城西高](前回順位:22位)
(みょうせ・りょうすけ/右投右打)
将来像:中田翔(巨人)
九州ではNo.1の呼び声高い右のスラッガー。1年秋から不動の中軸となり、甲子園出場はならなかったものの2度出場した九州大会ではいずれも特大の一発を放ってその実力を見せた。まだ確実性には課題が残るものの、そのパワーと飛距離は高校球界でも屈指で、ホームランバッターらしい打球の角度も光る。投手としても140キロ台後半のスピードを誇る強肩の持ち主だけに、プロではサードや外野手として勝負できる可能性も高いだろう。
タイプ診断:#右の大砲 #投手兼任
▼14位:横山聖哉[遊撃手・上田西高](前回順位:29位)
(よこやま・せいや/右投左打)
将来像:藤田平(元阪神)
最終学年で一気に評価を上げた高校生No.1ショート。この1年で見違えるほど体が大きくなり、攻守ともにスケールアップを果たした。投手としても140キロ台後半をマークする強肩は圧倒的なものがあり、深い位置からでも一直線でファーストへ矢のような送球が届く。大型でも動きに軽快さがあり、ハンドリングも柔らかい。打撃もまだ粗さはあるものの、軽々とスタンドまで運ぶ長打力も備えている。プロでも打てるショートとしてぜひ早くからしっかり鍛えてもらいたい好素材である。
タイプ診断:#三拍子 #打てるショート
▼13位:古謝樹[投手・桐蔭横浜大](前回順位:20位)
(こじゃ・たつき/左投左打/湘南学院高)
将来像:今永昇太(DeNA)
神奈川大学リーグを代表する本格派サウスポー。今年春は5勝0敗でチームを優勝に導き、全日本大学選手権では初戦で仙台大に敗れたものの最速153キロをマークして居並ぶスカウト陣をうならせた。テイクバックが小さく、ボールの出所が見づらいフォームから投げ込むストレートは勢い十分。チェンジアップ、ツーシームなど縦の変化球の質も高い。ストレートが走らない日は物足りない投球になることも多いが、素材の良さは間違いない。好調時のボールをコンスタントに続けることができるようになれば、プロでも先発として勝負できる可能性は高い。
タイプ診断:#赤丸急上昇 #縦の変化 ▼12位:上田大河[投手・大阪商業大](前回順位:16位)
(うえだ・たいが/右投右打/大阪商業大高)
将来像:清水昇(ヤクルト)
関西大学球界を代表する本格派右腕。高校時代からプロ注目の好投手だったが、大学でも順調にスケールアップし、昨年から2年連続で大学日本代表にも選ばれた。軸足にしっかり体重を乗せてからスムーズに体重移動して楽に腕が振れ、140キロ台後半のストレートと、同じ軌道から鋭く変化するカットボールのコンビネーションで三振を奪う。この秋も。9月16日の大阪学院大戦であわや完全試合というノーヒットノーランを達成し、改めてその実力を示した。
タイプ診断:#関西No.1 #大学日本代表
▼11位:進藤勇也[捕手・上武大](前回順位:11位)
(しんとう・ゆうや/右投右打/筑陽学園高)
将来像:城島健司(元ダイエーなど)
強肩強打の大学No.1キャッチャー。高校時代からそのスローイングには定評があったが、大学でさらに進化した。バッティングも少しアウトステップ気味なのは気になるものの、フォローの大きいスイングで軽々とスタンドまで運ぶ。この春は怪我で出遅れ、秋も打率1割台と打撃不振に苦しんだが、攻守ともに能力の高さは申し分ない。近年プロ入りした大学生捕手と比べても総合力では頭一つ抜けた存在であり、将来の正捕手候補が欲しい球団が上位で狙う可能性は高い。
タイプ診断:#強肩強打 #大学日本代表
文●西尾典文
【著者プロフィール】
にしお・のりふみ。1979年、愛知県生まれ。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。アマチュア野球を中心に年間400試合以上を取材。2017年からはスカイAのドラフト中継で解説も務め、noteでの「プロアマ野球研究所(PABBlab)」でも多くの選手やデータを発信している。
阪神は大山の後継者スラッガー、広島は長くチームの中心となる高校生が必要【2023ドラフトで狙うべき選手:セ・リーグ】<SLUGGER>
花巻東・佐々木麟太郎はどちらを選ぶ?高卒プロ入りと大学進学、それぞれのメリットとデメリット<SLUGGER>
【2023ドラフト候補ランキング|1~10位】東洋大・細野らライバルがさらに成長。花巻東・佐々木は1位を守れたのか<SLUGGER>
(みょうせ・りょうすけ/右投右打)
将来像:中田翔(巨人)
九州ではNo.1の呼び声高い右のスラッガー。1年秋から不動の中軸となり、甲子園出場はならなかったものの2度出場した九州大会ではいずれも特大の一発を放ってその実力を見せた。まだ確実性には課題が残るものの、そのパワーと飛距離は高校球界でも屈指で、ホームランバッターらしい打球の角度も光る。投手としても140キロ台後半のスピードを誇る強肩の持ち主だけに、プロではサードや外野手として勝負できる可能性も高いだろう。
タイプ診断:#右の大砲 #投手兼任
▼14位:横山聖哉[遊撃手・上田西高](前回順位:29位)
(よこやま・せいや/右投左打)
将来像:藤田平(元阪神)
最終学年で一気に評価を上げた高校生No.1ショート。この1年で見違えるほど体が大きくなり、攻守ともにスケールアップを果たした。投手としても140キロ台後半をマークする強肩は圧倒的なものがあり、深い位置からでも一直線でファーストへ矢のような送球が届く。大型でも動きに軽快さがあり、ハンドリングも柔らかい。打撃もまだ粗さはあるものの、軽々とスタンドまで運ぶ長打力も備えている。プロでも打てるショートとしてぜひ早くからしっかり鍛えてもらいたい好素材である。
タイプ診断:#三拍子 #打てるショート
▼13位:古謝樹[投手・桐蔭横浜大](前回順位:20位)
(こじゃ・たつき/左投左打/湘南学院高)
将来像:今永昇太(DeNA)
神奈川大学リーグを代表する本格派サウスポー。今年春は5勝0敗でチームを優勝に導き、全日本大学選手権では初戦で仙台大に敗れたものの最速153キロをマークして居並ぶスカウト陣をうならせた。テイクバックが小さく、ボールの出所が見づらいフォームから投げ込むストレートは勢い十分。チェンジアップ、ツーシームなど縦の変化球の質も高い。ストレートが走らない日は物足りない投球になることも多いが、素材の良さは間違いない。好調時のボールをコンスタントに続けることができるようになれば、プロでも先発として勝負できる可能性は高い。
タイプ診断:#赤丸急上昇 #縦の変化 ▼12位:上田大河[投手・大阪商業大](前回順位:16位)
(うえだ・たいが/右投右打/大阪商業大高)
将来像:清水昇(ヤクルト)
関西大学球界を代表する本格派右腕。高校時代からプロ注目の好投手だったが、大学でも順調にスケールアップし、昨年から2年連続で大学日本代表にも選ばれた。軸足にしっかり体重を乗せてからスムーズに体重移動して楽に腕が振れ、140キロ台後半のストレートと、同じ軌道から鋭く変化するカットボールのコンビネーションで三振を奪う。この秋も。9月16日の大阪学院大戦であわや完全試合というノーヒットノーランを達成し、改めてその実力を示した。
タイプ診断:#関西No.1 #大学日本代表
▼11位:進藤勇也[捕手・上武大](前回順位:11位)
(しんとう・ゆうや/右投右打/筑陽学園高)
将来像:城島健司(元ダイエーなど)
強肩強打の大学No.1キャッチャー。高校時代からそのスローイングには定評があったが、大学でさらに進化した。バッティングも少しアウトステップ気味なのは気になるものの、フォローの大きいスイングで軽々とスタンドまで運ぶ。この春は怪我で出遅れ、秋も打率1割台と打撃不振に苦しんだが、攻守ともに能力の高さは申し分ない。近年プロ入りした大学生捕手と比べても総合力では頭一つ抜けた存在であり、将来の正捕手候補が欲しい球団が上位で狙う可能性は高い。
タイプ診断:#強肩強打 #大学日本代表
文●西尾典文
【著者プロフィール】
にしお・のりふみ。1979年、愛知県生まれ。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。アマチュア野球を中心に年間400試合以上を取材。2017年からはスカイAのドラフト中継で解説も務め、noteでの「プロアマ野球研究所(PABBlab)」でも多くの選手やデータを発信している。
阪神は大山の後継者スラッガー、広島は長くチームの中心となる高校生が必要【2023ドラフトで狙うべき選手:セ・リーグ】<SLUGGER>
花巻東・佐々木麟太郎はどちらを選ぶ?高卒プロ入りと大学進学、それぞれのメリットとデメリット<SLUGGER>
【2023ドラフト候補ランキング|1~10位】東洋大・細野らライバルがさらに成長。花巻東・佐々木は1位を守れたのか<SLUGGER>
関連記事
- 【2023ドラフト候補ランキング最終版|21~30位】山梨学院大・宮崎、仙台大・辻本など大学球界で活躍する注目野手の順位は<SLUGGER>
- 【2023ドラフト候補ランキング最終版|31~40位】独立リーグに現れた豪腕に加え、明大が誇る不動のエース・村田もランクイン<SLUGGER>
- 【2023ドラフト候補ランキング最終版|41~50位】夏の甲子園を沸かせた本格派左腕に注目! 高校球界屈指の捕手も<SLUGGER>
- ソフトバンク、日本ハムは即戦力投手、西武、ロッテは将来の主砲候補を狙うべき?【2023ドラフトで狙うべき選手:パ・リーグ】<SLUGGER>
- 阪神は大山の後継者スラッガー、広島は長くチームの中心となる高校生が必要【2023ドラフトで狙うべき選手:セ・リーグ】<SLUGGER>