いよいよ今年もドラフトが間近に迫っている。佐々木麟太郎(花巻東高)はプロ志望届を提出しなかったものの、大学生投手を中心に好素材が集結。前回(7月)のランキングから3ヵ月が経ち、最終的にはどのような順位になったのか。いよいよトップ10を紹介する。
【表】2023ドラフト候補ランキング【最終版】1~50位一覧
▼10位:東松快征[投手・享栄高](前回順位:7位)
(とうまつ・かいせい/左投左打)
将来像:小笠原慎之介(中日)
東海地区を代表する本格派サウスポー。下級生の頃から140キロ台後半のストレートをマークして注目を集め、この春は制球力が向上したところも見せて評価を上げた。たくましい体格は高校生離れしたものがあり、軽く投げているようでもボールの勢いは素晴らしいものがある。夏の愛知大会では愛工大名電に打ち込まれて大敗を喫したものの、高校生の左腕では前田悠伍(大阪桐蔭)に次ぐ評価というのは変わりない。左のパワーピッチャーが不足している球団にとっては垂涎の存在と言えるだろう。
タイプ診断:#剛腕 #愛知私学四強
▼9位:真鍋慧[一塁手・広陵高](前回順位:5位)
(まなべ・けいた/右投左打)
将来像:佐藤輝明(阪神)
"広陵のボンズ"の異名をとる大型スラッガー。名門で1年夏から中軸を任され、明治神宮大会では2年連続で特大アーチを放つなど全国の舞台でも活躍を見せた。無駄な動きのないスウィングで引っ張るだけでなく、センターや左中間にも大きい当たりを放つことができるのが魅力。ボールを長く見られるため選球眼も良い。攻守とも少し不器用なところはあるものの、肩の強さと脚力があるのもプラス材料だ。佐々木麟太郎(花巻東)がプロ志望届を提出しなかっただけに、将来の中軸候補が欲しい球団にとってはぜひとも狙いたい大器である。
タイプ診断:#左の大砲 #スケール◎
▼8位:上田希由翔[三塁手・明治大](前回順位:13位)
(うえだ・きゅうと/右投左打/愛産大三河高)
将来像:佐野恵太(DeNA)
東京六大学を代表する左の強打者。10月14日終了時点でいずれも現役トップとなる92安打、71打点をマークしており、大学日本代表でも中軸として活躍した。たくましい体格だがパワーだけでなくバットコントロールの巧みさが持ち味で、三振も少ない。厳しいマークの中でも春、秋ともに3割を大きく超える打率をマークしている。大型でも脚力があり、スローイングは少し不安定だがあらゆるポジションを守ることができるのも魅力だ。大学生野手では最も即戦力に近い存在と言えるだろう。
タイプ診断:#神宮の星 #勝負強い ▼7位:下村海翔[投手・青山学院大](前回順位:8位)
(しもむら・かいと/右投右打)
将来像:山岡泰輔(オリックス)
好投手が揃う青山学院大でも下級生から主戦を任せられている本格派右腕。故障に苦しんだ時期もあったが、昨年秋に復活すると、今年は常広羽也斗との二枚看板でチームのリーグ優勝、日本一にも大きく貢献した。174㎝と上背はないものの、全身のバネは抜群で躍動感あふれるフォームから投げ込むストレートはコンスタントに150キロを超える。すべてのボールを操ることができる制球力の高さも魅力だ。早くから一軍のローテーション争いに加わることも期待できるだろう。
タイプ診断:#バネ◎ #器用
▼6位:前田悠伍[投手・大阪桐蔭高](前回順位:6位)
(まえだ・ゆうご/左投左打)
将来像:川口和久(元広島など)
逸材が揃うチームにあって、1年秋から不動の主戦として活躍したサウスポー。2年春にはセンバツ優勝、1年秋と2年秋には明治神宮大会連覇など、積み重ねてきた実績は他の追随を許さない。選抜の後にはしばらく実戦から遠ざかり、夏の大阪大会では決勝で敗れたものの、U-18W杯では世界の強豪を相手に圧巻の投球を見せて、改めて世代ナンバーワンの実力を示した。高校生とは思えない完成度の高さと投球術を誇るだけに、体力面さえしっかり向上すれば2年目くらいから一軍の先発に加わることも期待できそうだ。
タイプ診断:#甲子園の星 #世代No.1
【表】2023ドラフト候補ランキング【最終版】1~50位一覧
▼10位:東松快征[投手・享栄高](前回順位:7位)
(とうまつ・かいせい/左投左打)
将来像:小笠原慎之介(中日)
東海地区を代表する本格派サウスポー。下級生の頃から140キロ台後半のストレートをマークして注目を集め、この春は制球力が向上したところも見せて評価を上げた。たくましい体格は高校生離れしたものがあり、軽く投げているようでもボールの勢いは素晴らしいものがある。夏の愛知大会では愛工大名電に打ち込まれて大敗を喫したものの、高校生の左腕では前田悠伍(大阪桐蔭)に次ぐ評価というのは変わりない。左のパワーピッチャーが不足している球団にとっては垂涎の存在と言えるだろう。
タイプ診断:#剛腕 #愛知私学四強
▼9位:真鍋慧[一塁手・広陵高](前回順位:5位)
(まなべ・けいた/右投左打)
将来像:佐藤輝明(阪神)
"広陵のボンズ"の異名をとる大型スラッガー。名門で1年夏から中軸を任され、明治神宮大会では2年連続で特大アーチを放つなど全国の舞台でも活躍を見せた。無駄な動きのないスウィングで引っ張るだけでなく、センターや左中間にも大きい当たりを放つことができるのが魅力。ボールを長く見られるため選球眼も良い。攻守とも少し不器用なところはあるものの、肩の強さと脚力があるのもプラス材料だ。佐々木麟太郎(花巻東)がプロ志望届を提出しなかっただけに、将来の中軸候補が欲しい球団にとってはぜひとも狙いたい大器である。
タイプ診断:#左の大砲 #スケール◎
▼8位:上田希由翔[三塁手・明治大](前回順位:13位)
(うえだ・きゅうと/右投左打/愛産大三河高)
将来像:佐野恵太(DeNA)
東京六大学を代表する左の強打者。10月14日終了時点でいずれも現役トップとなる92安打、71打点をマークしており、大学日本代表でも中軸として活躍した。たくましい体格だがパワーだけでなくバットコントロールの巧みさが持ち味で、三振も少ない。厳しいマークの中でも春、秋ともに3割を大きく超える打率をマークしている。大型でも脚力があり、スローイングは少し不安定だがあらゆるポジションを守ることができるのも魅力だ。大学生野手では最も即戦力に近い存在と言えるだろう。
タイプ診断:#神宮の星 #勝負強い ▼7位:下村海翔[投手・青山学院大](前回順位:8位)
(しもむら・かいと/右投右打)
将来像:山岡泰輔(オリックス)
好投手が揃う青山学院大でも下級生から主戦を任せられている本格派右腕。故障に苦しんだ時期もあったが、昨年秋に復活すると、今年は常広羽也斗との二枚看板でチームのリーグ優勝、日本一にも大きく貢献した。174㎝と上背はないものの、全身のバネは抜群で躍動感あふれるフォームから投げ込むストレートはコンスタントに150キロを超える。すべてのボールを操ることができる制球力の高さも魅力だ。早くから一軍のローテーション争いに加わることも期待できるだろう。
タイプ診断:#バネ◎ #器用
▼6位:前田悠伍[投手・大阪桐蔭高](前回順位:6位)
(まえだ・ゆうご/左投左打)
将来像:川口和久(元広島など)
逸材が揃うチームにあって、1年秋から不動の主戦として活躍したサウスポー。2年春にはセンバツ優勝、1年秋と2年秋には明治神宮大会連覇など、積み重ねてきた実績は他の追随を許さない。選抜の後にはしばらく実戦から遠ざかり、夏の大阪大会では決勝で敗れたものの、U-18W杯では世界の強豪を相手に圧巻の投球を見せて、改めて世代ナンバーワンの実力を示した。高校生とは思えない完成度の高さと投球術を誇るだけに、体力面さえしっかり向上すれば2年目くらいから一軍の先発に加わることも期待できそうだ。
タイプ診断:#甲子園の星 #世代No.1
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