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トラウトのトレード移籍の噂をエ軍GMが即座に否定! 米メディアでは残留に様々な見解「また苦戦のシーズンを過ごすことに」

THE DIGEST編集部

2023.11.21

トレードの噂も伝えられたトラウトだが、エンジェルス残留が濃厚のようだ。(C) Getty Images

 ロサンゼルス・エンジェルスは大谷翔平がFAとなり、他球団への移籍が有力視される中、もう一人の主砲、マイク・トラウトのトレードの可能性も囁かれている。大谷とトラウト、両選手のロサンゼルス・ドジャースへの移籍の噂がここ数日、米球界関係者から伝えられた。

 トラウトのトレードの話題はシーズン終盤にも浮上したが、FAの大谷とは異なり、トラウトはエンジェルスと長期契約を結んでいることもあり、交換要員や高額年俸の問題などにより、トレードの実現は困難であるとの見方が強い。

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 そして、案の定、エンジェルス球団の新たな情報が発せられている。スポーツメディア『Yardbarker』は現地時間11月19日、「ペリー・ミナシアン、マイク・トラウトのチーム残留を約束」と銘打ったトピックを配信。その中で『USATODAY』のボブ・ナイテンゲール氏の記事内容が紹介されており、ミナシアンGMがトラウトの残留を明言したことを伝えている。

 さらに、大谷翔平の去就にも言及しており「ミナシアンは積極的な追跡を続けるつもりだ。スーパースターが所属し、チーム全体としての価値が高まるからこそ、組織としての競争姿勢が重視される」と主張。

 だが、その一方で「エンジェルスが過去10年間、ファームシステムの構築にいかに苦労してきたかを考えれば、トラウトとオオタニの両方をトレードすることが、選手層向上の最大のチャンスだったのかもしれない。しかしその現実は、組織的な観点から見てそう簡単ではない」との見解も示している。

 また、米野球サイト『ClutchPoints』も同日、「マイク・トラウトに再びトレードの噂が浮上したが、ペリー・ミナシアンはすぐにそれを打ち消した」と報じた。

 同サイトでは「トラウトは今オフ、早くからトレードの噂の対象になっており、ロサンゼルス・ドジャースへの移籍の可能性も取り沙汰されていたが、エンジェルスのゼネラル・マネージャー、ペリー・ミナシアンが、トラウトは今オフも残留すると発言したことで、それはすぐに打ち消された」と綴っている。

 しかし、トピックの中では「ファンはトラウトを移籍させ、本格的な再建を行なうことを望む」とも記されており、今後もトレードは行なわれない見込みであるとして「トラウトにとって不運なのは、彼がロサンゼルスでまた苦戦するシーズンを過ごすことになりそうだということだ。一度でいいから、優勝チームで終えるトラウトを見たいという、ファンの落胆は大きい」と低迷が続く球団への皮肉も付け加えている。

 大谷の動向も注目されるなど、今オフでチームが大きく変わる可能性があるエンジェルス。今後も主砲、トラウトはチームに残る見通しながらも、ファン、メディアはさまざまな想いを抱いているようだ。

構成●THE DIGEST編集部
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