オリックス・バファローズからポスティングによるメジャー移籍を目指す山本由伸は、連日のように日米メディアでその動向が報じられている。すでに幕を閉じたウィンターミーティングでも各球団関係者の間で話題となるなど、少しずつ米球界入りの実現へ近づいているようだ。
【画像】3年連続投手四冠&沢村賞受賞! 山本由伸を特集! ニューヨークを拠点とする、ヤンキース、メッツが最有力とも伝えられる中、日本人選手による戦力補強へ強い熱意を示しているのがもう一つの名門である、ロサンゼルス・ドジャースだ。今オフ最注目の存在である大谷翔平と山本、両日本人選手獲得を目論んでいるとも囁かれている。
しかし、ここからいよいよFA市場が本格的に動き出そうとしている中、ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』では今オフのトップスターターを求めているものの、慎重な意見もあるようだ。
現地時間12月8日の配信となったFA特集記事において、同サイトのマット・レヴィン氏が「フロントは今冬のヤマモト獲得に大きな関心を持っており、彼はローテーションを補強する第一線の先発投手となるだろう」と綴っており、「もちろん、ヤマモトが幾らかかるかについては、様々な憶測が飛び交っている」と指摘。その上で、『The Athletic』のジェーソン・スターク記者による、獲得に要する費用についての手記を掲載している。
「8年で2億4000万ドル? 現時点では、興味を示している球団からの最も控えめな推測のようだ。しかし、10年3億ドル? それはもはや誰も驚かないだろう。もちろん、ヤマモトの場合、日本プロ野球のオリックス・バファローズへの高額なポスティング・フィーを上乗せすることになる」
それを受ける形でレヴィン氏は「ドジャースでさえも、ほとんどの球団はその値段に尻込みするだろう。オオタニとの契約にかかる費用次第では、ドジャースはオオタニとヤマモトの希望額を満たさないかもしれない」と両日本人選手獲りへの懸念を示している。
さらに、「サンフランシスコ・ジャイアンツ、ボストン・レッドソックス、そしてニューヨークの両チームが、ドジャースと並んでヤマモトの有力な獲得候補である」と右腕獲得を目指す球団名を記しながら、「ヤマモトはオオタニのサインが出るまで決断を待つことになりそうだ。ドジャースは彼を獲得したいと考えているが、彼らの願いが叶うかどうかはまだ分からない」と見通している。
水面下での交渉が予想されているものの、未だに大きな動きが見られないメジャーのFA市場。大物獲りが予想されていたドジャースは今後、NPB最強右腕獲得に向け、どんな姿勢で臨むのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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「8年で2億4000万ドル? 現時点では、興味を示している球団からの最も控えめな推測のようだ。しかし、10年3億ドル? それはもはや誰も驚かないだろう。もちろん、ヤマモトの場合、日本プロ野球のオリックス・バファローズへの高額なポスティング・フィーを上乗せすることになる」
それを受ける形でレヴィン氏は「ドジャースでさえも、ほとんどの球団はその値段に尻込みするだろう。オオタニとの契約にかかる費用次第では、ドジャースはオオタニとヤマモトの希望額を満たさないかもしれない」と両日本人選手獲りへの懸念を示している。
さらに、「サンフランシスコ・ジャイアンツ、ボストン・レッドソックス、そしてニューヨークの両チームが、ドジャースと並んでヤマモトの有力な獲得候補である」と右腕獲得を目指す球団名を記しながら、「ヤマモトはオオタニのサインが出るまで決断を待つことになりそうだ。ドジャースは彼を獲得したいと考えているが、彼らの願いが叶うかどうかはまだ分からない」と見通している。
水面下での交渉が予想されているものの、未だに大きな動きが見られないメジャーのFA市場。大物獲りが予想されていたドジャースは今後、NPB最強右腕獲得に向け、どんな姿勢で臨むのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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