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MLB

大谷翔平、山本由伸を獲得したドジャース、さらに“3つ”のポジションで補強か「まだ終わっていない」と米メディア「“穴”がいくつかある」

THE DIGEST編集部

2023.12.26

大谷(左)と山本(右)に続いて、ドジャースはさらなる補強に動く可能性があるという。写真:鈴木颯太朗

大谷(左)と山本(右)に続いて、ドジャースはさらなる補強に動く可能性があるという。写真:鈴木颯太朗

 大谷翔平と10年7億ドルで契約し、山本由伸と12年3億2500万ドルで合意したロサンゼルス・ドジャースが、さらなる補強に乗り出すかもしれない。米メディア『FanSided』は12月24日、「ショウヘイ・オオタニ、ヨシノブ・ヤマモトを加えたドジャースは、すでに明らかなワールドシリーズ優勝候補だが、まだチームには“穴”がいくつかある。補強はまだ終わっていない」として、3つのポジションを補強する可能性を示唆した。

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 ポジションのひとつ目に挙げたのは先発投手だ。「オオタニは24年に投げることはなく、投手復帰は25年となる。24年のローテーションは新加入のヤマモトとタイラー・グラスノーが中心になるだろうが、グラスノーには耐久性に懸念がある。29歳のウォーカー・ビューラー、24歳のボビー・ミラー、24歳のエメット・シーハンもいるが、ファームの有望株とのトレードで別のエース級と契約するかもしれない」として、21年のサイ・ヤング賞投手コービン・バーンズ(ミルウォーキー・ブルワーズ)や、同じく移籍の噂があるディラン・シーズ(シカゴ・ホワイトソックス)の名前を取り上げた。

 ふたつ目のポジションは、「いまだブルペンには手が付けられていない部分がある」として、クローザーの補強を挙げている。「たしかにジョー・ケリー(大谷に背番号17を譲ったことで知られる)と再契約しているが、スター選手は加わっていない」として、サンディエゴ・パドレスからFAとなった大物守護神ジョシュ・ヘイダーを挙げている。

「23年のドジャースのブルペン防御率3.42はMLB3位、ナ・リーグ2位とすでに最高レベル。エバン・フィリップス、ケイレブ・ファーガソン、ブラスダー・グラテロルを擁するブルペンにヘイダーが加われば、間違いなくMLB最高になるだろう。ドジャースが大金を投じるならヘイダーで、もし無理であればトレードで別のクローザーを獲得する選択肢もある」と、新守護神の獲得を示唆した。
 
 3つ目は「さらなる打線の強化」とした。「すでにムーキー・ベッツ、オオタニ、フレディ・フリーマンのMVPトリオに、オールスター選手のウィル・スミスとマックス・マンシーがいる。その他にもジェームス・アウトマン、ギャビン・ラックス、ジェイソン・ヘイワードのような優れた選手がいるが、左翼手の状況を考えると、もう少し工夫が必要かもしれない」と、マリナーズからFAになったテオスカー・ヘルナンデスを補強候補に挙げた。「オーダーの6番か7番にぴったりはまるだろう。クリス・テイラーがいるため無理に契約する必要はないが、もし獲得できれば明らかなアップグレードになる」とヘルナンデスを評している。

 同メディアは、こうした3つのポジションで補強ができれば、「ドジャースはさらに圧倒的なワールドシリーズの優勝候補になるだろう」と記述。はたしてドジャースは今後もビッグネームを獲得するのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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