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MLB

「0勝162敗になってほしい」衝撃発言で話題を振りまいてきたイアン・キンズラーは殿堂入りできるのか?

宇根夏樹

2019.12.26

通算200本塁打、400二塁打、200盗塁をすべて達成したキンズラーだが、殿堂入りは少し難しいかもしれない。 (C)Getty Images

通算200本塁打、400二塁打、200盗塁をすべて達成したキンズラーだが、殿堂入りは少し難しいかもしれない。 (C)Getty Images

 先日、引退を表明したイアン・キンズラーは、歯に衣着せぬ数々の発言で話題を振りまいてきた。2014年の開幕前には、彼をタイガースへ放出したレンジャーズについて「0勝162敗になってほしい」と言い、17年の夏には球審に対し「別の仕事を見つけるべきだ」とコメントした。もちろん、それだけではない。キンズラーは攻守に優れた二塁手だった。14年間に257本塁打と416二塁打、243盗塁を記録し、シーズン30本塁打&30盗塁の「30-30」は2度。守っては、ゴールドグラブを2度受賞した。

 200本塁打と400二塁打、200盗塁をすべて達成した選手は30人。主に二塁を守った選手に限ると、キンズラーの他には、ジョー・モーガン(268/449/689)、ライン・サンドバーグ(282/403/344)、ロベルト・アロマー(210/504/474)、クレイグ・ビジオ(291/668/414)の4人しかいない。彼らはいずれも、記者投票によって殿堂入りした。
 
 けれども、キンズラーが彼らに続いて殿堂にたどり着くのは、少し難しいだろう。通算の出塁率.337とOPS.777は4人の中で最も低いサンドバーグ(.344と.795)を下回り、ゴールドグラブの受賞回数は彼らの半分以下だ。最も少ないビジオでも4度受賞している。

 さらにもう一つ、彼らと比べてキンズラーが見劣りするのが、通算安打の本数だ。4人は揃って2300本以上を記録し、ビジオは3000本に到達している。一方、キンズラーは1999本だ。故障と不調に見舞われた19年は、初めてシーズン100本を割ったどころか56本にとどまり、マイルストーンの2000本に届かなかった。わずか1本の差であっても、1999安打と2000安打では大きく印象が違う。
 

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