メジャー挑戦を表明していた山口俊が選んだチームは、カナダのトロントに本拠を置くブルージェイズだった。ヤンキースやレッドソックス、そして筒香嘉智が加入したレイズと同じア・リーグ東地区に属するブルージェイズについての基本知識を紹介しよう。
●期待度抜群の二世選手たち
過去3年続けて負け越しが続いているブルージェイズだが、未来は希望に満ちている。2019年は、大物選手を父に持つ3人のルーキーがメジャーデビューを果たして話題になった。ブラディミール・ゲレーロJr.の同名の父とキャバン・ビジオの父クレイグは、どちらも殿堂選手。ボー・ビシェットの父ダンテは、ロッキーズで“ブレイクストリート・ボンバーズ”の一角を成し、1995年に本塁打と打点の両タイトルを獲得した。
オールドファンのノスタルジーを誘う彼らは、決して親の七光りというわけではない。次代のスーパースター候補とされるゲレーロJr.は昨年の球宴ホームラン・ダービーで準優勝。ビシェットは7月下旬に昇格後すぐ遊撃のレギュラーに定着し、46試合で打率.311、11本塁打と活躍した。2人と違ってそれほど高評価ではなかったビジオも、9月に史上2組目の父子サイクル安打を達成した。
さらに、ブルージェイズには、日本でも活躍したユリ・グリエル(アストロズ)の実弟ルルデスもいる。2人の父も、キューバリーグで長く活躍した名選手。彼らサラブレッドが、ブルージェイズの未来を築いていくだろう。
●カナダ唯一のMLB球団
史上初めてカナダに本拠を置いたMLB球団は、1969年に産声を上げたモントリオール・エクスポズで、ブルージェイズは77年に創設された。しかし、エクスポズは05年にワシントンDCへ移転してナショナルズへ改称。その結果、ブルージェイズはカナダ唯一の球団となった。
メジャーリーガーといえども、違う国へ行くにはパスポートが要る。12年、レンジャーズで投げていたライアン・デンプスターはパスポートを紛失し、トロント遠征の際に入国できず。登板予定だったデンプスターに代わって別の投手がマウンドに上がった。
●期待度抜群の二世選手たち
過去3年続けて負け越しが続いているブルージェイズだが、未来は希望に満ちている。2019年は、大物選手を父に持つ3人のルーキーがメジャーデビューを果たして話題になった。ブラディミール・ゲレーロJr.の同名の父とキャバン・ビジオの父クレイグは、どちらも殿堂選手。ボー・ビシェットの父ダンテは、ロッキーズで“ブレイクストリート・ボンバーズ”の一角を成し、1995年に本塁打と打点の両タイトルを獲得した。
オールドファンのノスタルジーを誘う彼らは、決して親の七光りというわけではない。次代のスーパースター候補とされるゲレーロJr.は昨年の球宴ホームラン・ダービーで準優勝。ビシェットは7月下旬に昇格後すぐ遊撃のレギュラーに定着し、46試合で打率.311、11本塁打と活躍した。2人と違ってそれほど高評価ではなかったビジオも、9月に史上2組目の父子サイクル安打を達成した。
さらに、ブルージェイズには、日本でも活躍したユリ・グリエル(アストロズ)の実弟ルルデスもいる。2人の父も、キューバリーグで長く活躍した名選手。彼らサラブレッドが、ブルージェイズの未来を築いていくだろう。
●カナダ唯一のMLB球団
史上初めてカナダに本拠を置いたMLB球団は、1969年に産声を上げたモントリオール・エクスポズで、ブルージェイズは77年に創設された。しかし、エクスポズは05年にワシントンDCへ移転してナショナルズへ改称。その結果、ブルージェイズはカナダ唯一の球団となった。
メジャーリーガーといえども、違う国へ行くにはパスポートが要る。12年、レンジャーズで投げていたライアン・デンプスターはパスポートを紛失し、トロント遠征の際に入国できず。登板予定だったデンプスターに代わって別の投手がマウンドに上がった。