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ドジャースが狙うリリーフFA投手、ブルージェイズ行きが濃厚? 「4500万ドルの左腕をトロントに奪われるかもしれない」→プランBは佐々木朗希の去就次第

THE DIGEST編集部

2025.01.17

パドレスからFAとなったスコットに、ドジャースなど複数球団が関心を持っている。(C)Getty Images

パドレスからFAとなったスコットに、ドジャースなど複数球団が関心を持っている。(C)Getty Images

 佐々木朗希の争奪戦が米メディアをにぎわせている一方、リリーフFA投手を巡る各球団の動きも活発になっている。

 今オフにリリーフ投手を獲得したいドジャースは、オフシーズン当初にデビン・ウィリアムズと契約すると言われていた。ウィリアムズ本人も「ロサンゼルスに行くんだろうと思っていた。そう言われていたんだから」と本音を明かしたように、両者は合意に近づいていた。しかしミルウォーキー・ブルワーズがトレード交渉で合意したのはニューヨーク・ヤンキースだった。

 ウィリアムズを逃したドジャースは、一転してサンディエゴ・パドレスからFAとなった左腕タナー・スコットに狙いを変えた。スコットは人気のリリーフ投手で、ボストン・レッドソックスやフィラデルフィア・フィリーズ、ニューヨーク・メッツなども興味を示していると言われている。

 米メディア『Bleacher Report』によると、別の球団がスコットの獲得に近づいているという。「オフシーズンの当初、スコットは3年4800万ドル(約75億円)の契約をすると予想した。しかし、リリーフ市場がそれほど活性化していない点を踏まえると、金額を4500万ドル(約70億円)に下げざるをえない。そして契約するのはトロント・ブルージェイズだ」と報じ、左腕の契約先をブルージェイズと予想している。

 また、米誌『Sports Illustrated』でドジャースを担当するヴァレンティーナ・マルティネス記者は、『Bleacher Report』の記事を引用した現地1月15日の記事で、「ドジャースは4500万ドルのオールスター左腕、スコットをブルージェイズに奪われるかもしれない」と伝えた。

「このオフの動きはまだ終わっていない。最大のニーズは先発投手とリリーフ投手だ。先発に関しては佐々木朗希がターゲットで、リリーフのそれはスコットとなる。しかしブルージェイズも質の高いブルペン投手を求めている」

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 はたしてヤンキースと契約したウィリアムズに続き、ドジャースはスコットとの契約も逃してしまうのだろうか。ただ、ドジャース専門メディア『Dodgers Way』によると、ドジャースはスコット以外の投手にも注目しているという。

「スコットとの交渉がうまくいかなかった場合、元ドジャースで現在はレッドソックスに所属している37歳のケンリー・ジャンセンに向かうかもしれない。さらにはパドレスのロベルト・スアレスも噂に挙がっている」

 パドレスのスアレスが本格的なターゲットになるのは、ともに争っている佐々木が、どの球団と契約するかにかかっているようだ。

「もしドジャースが佐々木と契約した場合、ライバル球団のパドレスがスアレスを差し出すとは考えにくい。パドレスが佐々木と契約するのなら、スアレスを放出する可能性が出てくる」

 いずれにせよ、ドジャースが考える最大の補強候補はスコットであり、契約できなかった場合にプランBに移行する流れだという。佐々木の去就も含め、この先もドジャースには動きがありそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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