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「悪魔的にひどい」佐々木朗希の獲得のために“リスクを冒す”パドレスに、ド軍記者が警告「もし有望選手の契約を失うことになったら...」

THE DIGEST編集部

2025.01.17

パドレス行きが噂されている佐々木。(C)Getty Images

 ポスティングシステムを利用してのMLB挑戦を表明している佐々木朗希を巡って、ロサンゼルス・ドジャースやトロント・ブルージェイズとともに最終候補に残っているとされているサンディエゴ・パドレス。佐々木獲得の有力候補に挙げられている中で、現地記者はパドレスのある動きに懸念を示した。

【動画】米国のグラウンドで投球練習を行なった佐々木の剛速球
 MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者は現地1月15日、自身のXで「情報筋によると、ドジャースとパドレスは、ロウキ・ササキに提供できる金額を増やすことを目的に、国際ボーナスプールの資金のトレードに関して他チームに電話をかけている」と報じた。

 ドジャースが佐々木に対して提示できる金額は515万ドル(約8億円)と、全球団の中でサンフランシスコ・ジャイアンツと並んで最も低い一方で、パドレスとブルージェイズは630万ドル(約9億8千万円)を提示できる。そして、各チームは元の金額の60%までをトレードで追加することが可能だ。

 佐々木のMLB挑戦が金銭を最優先させたものではないにしろ、契約内容が球団の決め手のひとつになることは確か。そのような状況下での両チームの行動に、米大手スポーツ局『ESPN』の番組に出演するドジャース担当記者のブレイク・ハリス氏は以下のように危機感を露わにした。

「もしドジャースがロウキ・ササキを獲得し、パドレスがより多くの国際ボーナスプールの資金を得るためにトレードし、さらに有望選手の契約を失うことになったら...それは悪魔的にひどいことだ」

 佐々木の獲得に失敗しても、増やした国際ボーナスプールを使用して外国籍選手を獲得することは可能。しかし有望な若手は貴重なトレード要員かつ未来の中心選手の卵であり、それらを手放す価値があるか、佐々木獲得失敗のリスクとともに天秤にかける必要があるだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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