専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
MLB

「不安定さが目立つが…」マリナーズが藤浪晋太郎とマイナー契約を結んだ“ワケ”。米メディアが指摘した右腕の魅力

THE DIGEST編集部

2025.01.18

今季はメッツ所属だった藤浪。マリナーズとマイナー契約を結んだ。(C)Getty Images

今季はメッツ所属だった藤浪。マリナーズとマイナー契約を結んだ。(C)Getty Images

 ニューヨーク・メッツ傘下の球団からフリーエージェント(FA)となっていた藤浪晋太郎が、シアトル・マリナーズとマイナー契約で合意に至った。現地1月17日に『MLB Network』のジョン・モロシ記者が自身のSNSで報じており、藤浪がスプリングトレーニングに招待選手として参加することも併せて伝えている。
【動画】「リリーフモンスターにできるかも」マリナーズ専門メディアが藤浪晋太郎に熱視線

 MLB2年目となった藤浪は昨シーズン、ニューヨーク・メッツ入りを果たすも、メジャー登板の機会を得られずにシーズンを終了していた。今回のマイナー契約からマリナーズのロースターに名を連ね、2シーズンぶりとなる公式戦出場へとつなげることができるのか。春先のキャンプは再び大舞台に立つためのチャンスであることは言うまでもない。

 2023年の渡米初年度ではオークランド・アスレティックス(現アスレティックス)で、シーズン途中にトレードでボルティモア・オリオールズでプレーし、速球の威力が最大の特徴であるとの評価を受けた藤浪。新天地でもその球威には大きな期待が寄せられていることを米メディア『CLUTCHPOINTS』が伝えている。
 
 同メディアは、「4月に31歳になるフジナミは、未発揮の潜在能力と過去の課題を抱えながら、マリナーズの投手陣に加わることになる」と右腕の印象をそう評している一方で、「不安定さが目立つが、マリナーズは三振を奪う能力や空振りを誘う力に期待している」などと制球難を示唆しつつ、マリナーズは藤浪のストロングポイントである剛速球に目をつけたという。

 また、昨年秋から参加していたプエルトリコのウィンターリーグでの内容を振り返り、「カロリーナ・ジャイアンツに所属し、20回2/3イニングで防御率3.05、26.7%の奪三振率を記録。この改善したパフォーマンスが評価された」と言及。今回マリナーズとの契約に至った最大の理由を挙げている。

 そのうえで同メディアは、「フジナミが制球を改善できれば、競争の激しいアメリカン・リーグ西地区で優勝を目指すマリナーズにとって重要な戦力になる可能性がある」と主張する。続けて、「この契約はシアトルにとってリスクの少ない一方でリターンの大きな選択肢であり、フジナミはスプリングトレーニングで自分の力を証明する機会を得ることになる」として、球団側と藤浪の双方でメリットのある契約だと論じている。

 春キャンプで招待参加となる藤浪はマリナーズ首脳陣へのアピールに全力を注ぐことになるだろう。メジャー復帰までは険しい道のりが続くものの、日本人右腕は大舞台のマウンドに上がるため着実に歩を進めていくしかない。

構成●THE DIGEST編集部

「とても難しい決断でした」佐々木朗希がドジャースとのマイナー契約をSNSで発表! 大谷、由伸との“強力投手トリオ”誕生へ

「こんな先発ラインナップ見たことない!」佐々木朗希が加わったド軍予想ローテにファン驚愕!「これは150勝するかもしれない」

「今度はササキに心を打ち砕かれた」佐々木朗希の獲得失敗でブルージェイズ番が嘆き... 昨オフの大谷翔平を引き合いに「あまりにも残酷だ」
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号