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「優勝するために、我々は10億3200万ドルもかからなかった」「自らの成功モデルを真似ている」と元アストロズ幹部がドジャースの巨額支出を非難

THE DIGEST編集部

2025.01.27

ドジャースは巨額の資金を投じてチームを強化している。(C)Getty Images

ドジャースは巨額の資金を投じてチームを強化している。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースは今オフシーズン、巨額の資金を投じてチームを強化している。こうした経済力を背景にした巨額支出の補強に対し、元ヒューストン・アストロズの幹部オズ・オカンポ氏が自身のソーシャルメディアで非難したと現地26日、米誌『Sports Illustrated』が報じた。

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 オカンポ氏は「2017年と2022年にアストロズが優勝するために、10億3200万ドル(約1600億円)もかからなかった」と述べ、アストロズでの成功を挙げた。2017年のアストロズのワールドシリーズ優勝は、不正なサイン盗みが発覚し、大きなスキャンダルとなった。にもかかわらず、オカンポ氏は、ドジャースが自らの成功モデルを真似しているという。
 
「この戦略は、私がアストロズで採用したのと同じだ。ドミニカ共和国、ベネズエラ、メキシコ、キューバの選手やその家族に、アストロズをトップオブマインドにし、アストロズのユニホームに憧れるようにした。そして、結果でそれを裏付ける。ドジャースが日本で採用しているのと同じアプローチだ。しかし、必要なのは、それらの市場を理解し、実行するためのシステムを構築し、それを実現するための関係を築くことができるGMが必要である」とオカンポ氏は見解を示した。

 しかし皮肉なことに、アストロズは自らの不正行為によって、ゼロから組織を築いたから成功(優勝)したとは言い切れなくなっている。一方、ドジャースはルールに従ってプレーしている。『Sports Illustrated』誌は、「ドジャースは、ファンから愛され、勝利を収める組織を正しい方法で築き上げているが、これは野球界の他のチームにとってはフラストレーションの溜まる話だ」と指摘している。

構成●THE DIGEST編集部
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