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「これより優れたスプリッターは見たことがない」ド軍入りの佐々木朗希を米記者が称賛! MLBの球団幹部は大谷翔平と比較「同じ段階では、おそらくロウキを選んだ」

THE DIGEST編集部

2025.01.30

開幕ローテーション入りにも期待がかかる佐々木。Getty Images

 今オフに千葉ロッテマリーンズからポスティングシステムを行使してロサンゼルス・ドジャースに加入した佐々木朗希。複数の球団が獲得に名乗りを上げた逸材は、すでに現地でも多くの注目を集めている。

 MLB公式メディア『MLB Pipeline』のジム・カリス記者は、現地1月29日に掲載した記事内で、「ササキには多くの長所がある」として球種の特徴を次のように説明する。

「まず驚くほど回転数が低く、プレートに向かって浮いてから最後に回転する、時速88~91マイルのスプリッターがある。これは現在で世界最高の球種かもしれない。多くの評論家が、これより優れたスプリッターは見たことがないと語っている」
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 その上で、欠点に関しても「速球のコントロールとスライダーの安定性には改善の余地があり、一部のスカウトは速球の形に疑問を抱いている」と綴っている。

 また同記者は、23歳の豪腕投手について、MLBの球団幹部のコメントも紹介。ロサンゼルス・エンジェルスに加わった2017年当時の大谷翔平と比較した球団幹部は、「耐久性という点ではショウヘイに分がある。ロウキは将来性があり、スプリットも優れている。同じ段階では、おそらくロウキを選んだだろう」と語っていたようだ。

"25歳ルール"によってマイナー契約からスタートとなったが、すでに開幕ローテーション入りも取りざたされている佐々木。ドジャース1年目は、何勝を挙げることができるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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