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「ドジャースが野球界で最も厄介な球種を独占」MLB記者が気付いた大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希ら日本のエースたちの系譜「三者三様の異なる変化」

THE DIGEST編集部

2025.02.01

ドジャース自慢の侍3戦士。左から山本、大谷、佐々木。(C)Getty Images

ドジャース自慢の侍3戦士。左から山本、大谷、佐々木。(C)Getty Images

 今オフ、ロサンゼルス・ドジャースはメジャー移籍を目指していた佐々木朗希を20球団以上の争奪戦の末、そのハートを射止めた。さらに、2度のサイ・ヤング賞を受賞した左腕ブレイク・スネルをはじめ、FAとなっていたタナー・スコット(前サンディエゴ・パドレス)、2019年にセーブ王のタイトルを獲得したカービー・イェーツ(前テキサス・レンジャーズ)の契約合意を発表するなど、ワールドシリーズ連覇に向けて大型補強が続いている。
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 MLB公式サイトのデビッド・アドラー記者は今オフの米移籍市場を分析。ある特徴的な点に着目しながら、「ドジャースがその市場を独占している」と論じている。

 アドラー氏は近年のメジャーリーグ史の中で「打者を一掃できる魔球」と称されているスプリットに注目。「昨シーズン、スプリッターはMLB全体で被打率.201、被長打率.314と、あらゆる球種の中で最も効果的な数値を記録している。現代ではマスターするべき価値ある球種だ」と強調する。そして、ドジャースが日本人ルーキーを獲得したことにより、MLBの中でも大谷翔平や山本由伸をはじめ、指折りなスプリッター使いをかき集めていると次のように指摘している。

「2025年シーズンに入れば、ドジャースは野球界で最も厄介なスプリッターを少なくとも3人持つことになる。なぜなら、彼ら投手陣にはショウヘイ・オオタニ、ヨシノブ・ヤマモト、ロウキ・ササキがいるからだ。スプリッターは多くの偉大な日本のエースたちの得意な球種であり、2023年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で侍ジャパンを世界一に導いた。そして、ついに再結成したLAトリオはMLBの中で最も優れたスプリッターを持っているかもしれない」
 
 偉大なスプリッター使いを証明するかのように、現地1月30日にはMLB公式インスタグラムに大谷、山本、佐々木が投じるスプリットが三分割された特別動画が共有され、ファンの興奮を誘っている。

 文面には、「三者三様の異なる変化をみせている球種だが、共通点としては90マイル(約144.8キロ)を超えていること。この3投手が回る先発ローテーションが今シーズンから見ることができる。願わくば、ワールドシリーズで3投手のピッチングを是非とも拝見したい」と期待のコメントが綴られ、この投稿には多くの「いいね!」が寄せられている。

 アドラー氏は「3つのスプリッターはそれぞれ個性的で、とても厄介でもある。”オフスピード”の球種であるはずなのに、どれも鋭い動きがある。最高の状態では、いずれも非常に高い確率で相手打者から空振り三振を奪い、凡打に打ち取る能力がある。つまり、一流の決め球である」と結論付け、ドジャースが誇る侍3戦士のスプリットに大きな関心を示した。

 大谷は23年に受けた右肘手術の影響により24年シーズンは打者に専念。投手として登板はできなかったものの、右肘靭帯損傷から回復した25年は5月頃に再びマウンドに立つ予定だ。メジャー2年目を迎える山本、初のメジャーリーグに挑む佐々木ら日本人選手の活躍が日米ファンから期待されている。

構成●THE DIGEST編集部

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