今オフ、ワシントン・ナショナルズとメジャー契約を結んだ小笠原慎之介が新天地でどのようなデビューを飾るのか。米国内ではすでに大きな関心が寄せられ、様々な意見が飛び交っているようだ。

【画像】スター選手たちの「高校」「大学」当時の秘蔵写真 　米老舗スポーツメディア『Sports Illustrated』が現地時間２月７日、「大胆予想：日本人左腕がナショナルズのローテ最終枠を獲得か」と銘打ったトピックを配信した。その内容によると、ナショナルズの５人から成る先発ローテーション５番手の座を、小笠原が勝ち取るという声が現地で挙がっているという。

　トピックの中では、米メディア『Talk Nats』のアンドリュー・ラング記者による小笠原のローテ入り予想を伝えながら、『Sports Illustrated』でも、「具体的な根拠は示していないものの、日本プロ野球（NPB）で通算3.62の防御率を記録した実績を考えれば、MLBでも十分通用する可能性がある」と評した。

　また小笠原とともに、昨季４勝を挙げているDJ・ハーツや、メジャー経験の浅いミッチェル・パーカー、ケイド・カバーリといった投手とローテ入りを争うものと見通しており、その上で、「ゼネラルマネージャーのマイク・リゾは、オガサワラを先発候補として評価しており、キャンプで結果を出せば、先発５番手の座を与える用意があると明言している」などと首脳陣の意向も伝えている。

　加えて、ライバルとなるであろう３選手に対しては、カバーリが怪我明けであることや、パーカーとハーツはマイナーオプションが残っていることで、それぞれが「開幕を３Aで迎える選択肢もある」と指摘する。さらに、小笠原の処遇については他にも、「実際にMLBでどのようなパフォーマンスを見せるかは未知数だが、ナショナルズは状況に応じて、まずはリリーフ起用する選択肢も残している」との見解も示している。

　同メディアは、「もちろん、これはあくまで予測に過ぎない。実際にローテ５番手の座を獲得するのは、スプリングトレーニングで最も好パフォーマンスを見せた投手になる。果たしてオガサワラは、そのチャンスを掴み取れるのか」と綴り、トピックを結んでいる。

　先発５番手候補とされる３人の投手は20代中盤であり、いずれも27歳の小笠原よりも若いプレーヤーだ。小笠原はNPBで積み重ねてきた経験をメジャーでの活躍につなげていけるか。まずは目前に迫るスプリングトレーニングでのアピールに注目が集まる。

構成●THE DIGEST編集部
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