シカゴ・カブスの今永昇太が、３月18日・19日に東京ドームで行なわれるロサンゼルス・ドジャースとの開幕シリーズで先発登板するようだ。

　現地２月９日、MLB全球団で最も早くバッテリー陣の春季キャンプをスタートさせた（野手陣は２月14日から合流）カブスのクレイグ・カウンセル監督が明言した。

「ショウタは日本で投げることになる」。カブスの地元放送局『Marquee Sports Network』が報じた。

「キャンプ初日からニュースが飛び込んできた。イマナガが日本での東京シリーズで投げることになった。ただ、それほど衝撃的な話題ではない。カブスがレギュラーシーズンと同様のローテーションを組んだとしても、2024年に驚異的なシーズンを過ごしたイマナガに、開幕戦で先発する大きなチャンスはあっただろう」

　MLB１年目の24年、今永は４月を４勝０敗、防御率0.98といきなり好成績を残し、７月にはルーキーながらオールスターに初選出。９月には球団新記録となる新人最多148奪三振をマークした。９月のピッツバーグ・パイレーツ戦では７回を無安打・無失点に抑え、後続投手も無安打に抑えて、継投によるノーヒットノーランを達成。終わってみれば、15勝３敗、防御率2.91とMLB１年目ながら大活躍を見せた。

【画像＆動画】アリゾナ州メサでの春季キャンプに合流した、今永昇太の私服姿と練習着姿！
  「ショウタは日本で投げる。それは義務だと思う。実際、選択の余地はないと思っている。すべてが予定通りであれば、東京で投げるのは間違いない。どの試合になるか分からないが、日本のファンはショウタを楽しみにしている」

　カウンセル監督がこう語ったように、チームの今永に対する期待は大きい。

「東京シリーズは素晴らしい旅になるだろう。我々にとって素晴らしい文化体験の旅であり、素晴らしいチーム作りの旅であり、素晴らしい野球経験となるだろう。あらゆる面で、この旅に参加できることは幸運だ。準備するのが本当に楽しくなる」

　指揮官はこのようにも語り、日本でのドジャースとの２連戦を心待ちにしている。

　また、米メディア『ClutchPoints』は、「現時点でイマナガはカブス最高の先発投手だから、開幕戦で先発する可能性が高い」と初戦の先発に今永を予想。「もうひとつのドジャース戦の先発はジャスティン・スティールになるだろう。チームの目標は、４年連続で逃しているポストシーズン進出だ。もし東京でワールドシリーズ王者を倒せるなら、25年はカブスのシーズンになるかもしれない」と見通した。

構成●THE DIGEST編集部

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