ロサンゼルス・ドジャースのベン・カスパリアスが、開幕ロースター入りへ大きく前進したと現地5日、ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』が報じている。
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　26歳の右腕カスパリアスは、昨年8月にメジャーデビュー。レギュラーシーズンでは3試合に登板し、8回1/3を投げて自責点2、防御率2.16、12奪三振を記録。さらに、ポストシーズンではナショナル・リーグ優勝決定シリーズで3試合、ワールドシリーズで1試合（第4戦の先発）に登板し、ポストシーズン全体で6回1/3を投げて防御率1.42と好投した。

　今春のキャンプでは、タナー・スコット、カービー・イェーツら強力なリリーフ陣の加入により、カスパリアスは目立たない存在だった。しかし、エドガルド・エンリケスらリリーフ陣に故障者が続出したことで、状況は一変。カスパリアスは開幕ロースター入り、そして東京で開催されるシカゴ・カブスとの開幕戦（東京シリーズ）への切符を掴みかけているという。
  　同メディアによると、米メディア『The Athletic』のファビアン・アルダヤ記者は「デーブ・ロバーツ監督は、カスパリアスが東京へ行くことを期待している」とロースター入りを示唆したと伝えている。

　カスパリアスは現地５日（日本時間６日）のロサンゼルス・エンジェルスとのオープン戦に登板し、対戦した４人の打者を全員打ち取り、うち2人からは三振を奪った。春季キャンプではここまで4試合に登板し、4回2/3を投げて防御率3.86をマークしている。

　カスパリアスが開幕ロースター入りを果たせば、カービー・イェーツ、ブレイク・トライネン、タナー・スコット、アレックス・ベシア、アンソニー・バンダらと共にブルペンを支えることになるだろう。

　故障者の続出で巡ってきたチャンス。はたして、カスパリアスは開幕ロースター入りできるのか。

構成●THE DIGEST編集部

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