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MLB

「メンタル的に不安になることもあったが…」佐々木朗希、失意の前回登板から復調した要因を明かす「2日前のブルペンで見つけた」

THE DIGEST編集部

2025.04.06

佐々木はメジャー初白星こそならなかったが、前回登板から制球を改善し好投をみせた。(C) Getty Images

佐々木はメジャー初白星こそならなかったが、前回登板から制球を改善し好投をみせた。(C) Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希投手が現地4月5日(日本時間6日)、敵地でのフィラデルフィア・フィリーズ戦に先発登板。4回0/3を投げ1失点、被安打3、4奪三振、2四球の内容で降板した。メジャー3度目の登板も初勝利はまたもお預けとなった。

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 初回、連打でいきなり無死二、三塁のピンチを迎えた佐々木は、3番の強打者ブライス・ハーパーをウイニングショットのフォークボールで三振に打ち取るものの、続く4番アレック・ボームの内野ゴロの間に1点を失う。その後は要所でフォークが冴え、連続三振を取るなどテンポよく4回まで安打を許さずに抑えた。しかし5回に先頭から四球と右前打で無死一、二塁としたところでロバーツ監督から投手交代を告げられた。

 試合後、地元放送局のインタビューに応じた佐々木は投球を振り返り、「(前回登板の)良くなかった原因を探して、自分の中で改善ポイントがあったので、そこをうまく修正できた」と手応えを語った。

 登板日前に行なったブルペンでの投球で制球改善のヒントを掴んだようで、「2日前のブルペンで投げている途中でこうしたらいいんじゃないかというのを感覚的に見つけて、そこからは安定して良かったので、これかなと思った」と明かす。

 また、現地記者からは「制球はメンタル的なところが大きいのか」と問われると、「基本的に技術的なところ。技術があってメンタルが落ち着くと思う」と回答。さらに2回途中で降板し、落胆した表情がクローズアップされた前回登板からの気持ちの切り替えについては、「メンタル的に不安になることもあったが、ただ自分の中では信じられる技術があったら気持ちは関係ないと思っている。今日に関しては前回のブルペンで信じられるものを見つけて、今日はそれを信じて投げただけなので、それが見つけられたことが良かった。技術あってのメンタルなのかなと改めて思った」と技術的な改善がメンタルの安定にもつながったとした。

 試合は2回にキケ・ヘルナンデスの2ランでドジャースが2-1で逆転。5回に佐々木の後を受けて2番手で救援登板したアンソニー・バンダが1死一、三塁のピンチを右直併殺打で切り抜けた。6回にはマイケル・コンフォートにソロホームランが生まれ、ドジャースが3-1で勝利を収め、早くもシーズン10勝目にリーチをかけた。

構成●THE DIGEST編集部
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