専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
MLB

4試合22イニングで防御率1.23の衝撃! 山本由伸の圧巻投球をLA記者は激賞「彼はドジャースのエースだ」

THE DIGEST編集部

2025.04.12

山本は6回を投げ9K無失点の快投。地元記者は手放しで激賞した(C)Getty Images

山本は6回を投げ9K無失点の快投。地元記者は手放しで激賞した(C)Getty Images

 堂々たる圧巻ピッチングだ。

 現地4月11日、ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸がシカゴ・カブス戦に先発登板。6回まで2安打1四球無失点、9つの三振を奪う快投をみせた。右腕の力投に打線が応え3対0で完封勝ちを収め、山本は今季2勝目。防御率は1.23となり、通算28奪三振はメジャートップに浮上した。
【動画】山本由伸が快投!カブス打線から9Kを築き、球場からスタンディングオベーション

 まさに「エース」と呼ぶにふさわしい快投だった。初回は先頭のイアン・ハップをスプリットで空振り三振。続く強打者カイル・タッカーには、この日最速となる96.7マイル(約155.6キロ)直球で見逃し三振に斬って取った。3番の鈴木誠也も速球で押し、右飛に打ち取った。

 初回から絶好調の山本は2回も2つの三振を奪い、3回も三者凡退。しかし4回にタッカーに二塁打を許すと、鈴木にも右前打を浴びたが、鈴木がオーバーランでタッチアウト。2死三塁となり、4番マイケル・ブッシュは6球目のスプリットで空振り三振に仕留め、ピンチを脱すると雄叫びを上げた。

 6回は2死からこの試合初めて四球を与えると、二塁打を浴びたタッカーを打席に迎える。変化球で攻めフルカウントから最後はカットボールで空振りに仕留めた。103球を投げ無失点でマウンドを降りる時には、本拠地ファンから万雷のスタンディングオベーションで称えられた山本。ベンチに戻ると、デーブ・ロバーツ監督から笑顔でハグを交わされた。
 
 衝撃の投球内容に現地記者からは称賛の声が上がっている。ドジャースを日夜追いかける専門メディア『Dodgers Nation』のノア・カムラス記者はカブス戦を含めた山本の4試合の投球内容を自身のXに記したうえで、「ヨシノブ・ヤマモトは今季ここまで、22イニングを投げて防御率1.23だ」と強調。ナ・リーグの防御率ランクで4位に浮上した安定感を激賞しながら「ドジャースのエース、2年目のスタートだ」と日本人右腕を正真正銘のエースに任命した。

 チームメイトで、2度のサイ・ヤング賞を受賞した経験を持つブレイク・スネルからも労いの言葉をベンチでかけられるほど、理想的な仕事ぶりをみせた山本。ドジャース投手陣は背番号18を中心に邁進する。

構成●THE DIGEST編集部

【記事】ド軍マンシーは「今オフの退団がほぼ確実視されている」と専門メディア主張。K%は驚愕の「42.9」、「代わりを見つけるのにそれほど苦労しない」

【記事】通算防御率は驚異の0.64! カブス戦は相性抜群の山本由伸に米メディア期待「勝利街道に戻れるか?」

【記事】安打は“4HR”のみ...打率.103のK・ヘルナンデスが今季の絶不調の原因を明かす「誰もがベッツのような選手ではないと痛感した」
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号