ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸が本拠地で行なわれシカゴ・カブス戦に先発登板した。9奪三振をマークする圧巻ピッチングで6回を2安打無失点、1四球のほぼ完璧に近い内容で今季2勝目を飾った。ドジャース右腕の快投に敵メディアは自軍のエース左腕の姿を重ねた。
【動画】山本由伸が快投!カブス打線から9Kを築き、球場からスタンディングオベーション
手も足も出なかった。カブス打線は初回から二者連続三振に喫し、3番の鈴木誠也も右飛。2回も2つの三振を奪われ、日本人右腕の勢いを加速させた。
4回1死から2番カイル・タッカーが一塁線を抜ける二塁打で得点圏にランナーを出すと、続く鈴木が右前打。好機を広げたかにみえたが、鈴木が痛恨のオーバーランでタッチアウト。2死三塁にかわり、4番マイケル・ブッシュは6球目のスプリットで空振り三振に仕留められ、この試合最大のチャンスを逃した。
ピンチを脱した山本に、カブス打線はその後も攻略の糸口を掴めず。5回は三者凡退に倒れ、6回もマウンドに上がった日本人右腕に簡単に2アウト。強打者タッカーも最後はカットボールに手が出て空振り。チーム9つ目の三振を山本に献上した。
試合は6回裏にトミー・エドマンが左翼席に先制3ランを放ち、ドジャースがリード。結局これが決勝点となり、カブスはわずか2安打で完封負けを喫した。
日本人右腕の前に打つ手なく敗れたカブスに対し、シカゴの放送局『Marqueesportsnetwork』は「何もできなかった」と素直に完敗を認めた。「試合は昔ながらの投手戦となった。ヨシノブ・ヤマモトとカブスの左腕マット・ボイドが5回まで相手打線を抑え込んだ」と説明しつつ、「彼らはリーグ屈指の投手と対戦し、苦戦を強いられた。いずれそうなるだろうが、カブスは限られたチャンスを最大限に生かさなければならない...」と苦虫を嚙み潰したように振り返った。
同局は山本がこの日投じたスプリットに注目。カブスの今永昇太を引き合いに出し、最大の武器をあらためて、こう褒め称えた。
「ドジャースのヤマモトはカブスのエース左腕であるショウタ・イマナガと同様に速球とスプリッターを多用する投球スタイルを得意とするが、今日それが彼の強みとして存分に働いた。フォーシームの投球率は36%、スプリッターの投球率は30%だった。カブスは彼の得意球であるスプリッターに7回も空振りを喫した。そしてカブスは6イニングで9奪三振の右腕に対し、何も打てなかった」
敵メディアを震撼させた山本の魔球。2安打ゼロ封につながったウイニングショットは相当な衝撃で現地で受け止められている。
構成●THE DIGEST編集部
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4回1死から2番カイル・タッカーが一塁線を抜ける二塁打で得点圏にランナーを出すと、続く鈴木が右前打。好機を広げたかにみえたが、鈴木が痛恨のオーバーランでタッチアウト。2死三塁にかわり、4番マイケル・ブッシュは6球目のスプリットで空振り三振に仕留められ、この試合最大のチャンスを逃した。
ピンチを脱した山本に、カブス打線はその後も攻略の糸口を掴めず。5回は三者凡退に倒れ、6回もマウンドに上がった日本人右腕に簡単に2アウト。強打者タッカーも最後はカットボールに手が出て空振り。チーム9つ目の三振を山本に献上した。
試合は6回裏にトミー・エドマンが左翼席に先制3ランを放ち、ドジャースがリード。結局これが決勝点となり、カブスはわずか2安打で完封負けを喫した。
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