現地４月25日、ロサンゼルス・ドジャースはピッツバーグ・パイレーツに０対３で敗れ、３連敗を喫した。「１番・DH」で出場した大谷翔平は４打数無安打だった。

　ドジャースの先発、山本由伸は１番オニール・クルーズに四球を与えると、盗塁を許して得点圏に走者を背負う。２番ブライアン・レイノルズを左飛、３番アンドリュー・マカチェンを空振り三振に抑えながら、４番エマニュエル・バルデスに鋭い右前適時打を打たれて先制を許した。５番ケブライアン・ヘイズに四球を与えるなど、山本は初回から制球が定まらなかった。

　２回にも先頭の７番アダム・フレイジャーに四球を出した山本は、８番アイザイ・カイナー＝ファレファに左前打。無死一、二塁と走者を背負いながら、それでも９番ヘンリー・デービスを三ゴロ、二巡目のクルーズを空振り三振、レイノルズを投ゴロに打ち取って、ピンチをしのいだ。

　際どいコースに投じながら、ストライクが入らない山本は３回も先頭のマカチェンに四球。バルデスを捕邪飛、ヘイズを４ー６ー３の併殺に打ち取ったが、３回で65球を投じた。４回になってリズムを取り戻した山本は、６番トミー・ファムを一邪飛、フレイジャーを一ゴロ、カイナー＝ファレファを空振り三振に打ち取り、初めて三者凡退に抑えた。

　ドジャース打線はパイレーツの先発ポール・スキーンズをなかなか攻略できない。２回に４番テオスカー・ヘルナンデスが右前打で出塁するも、５番トミー・エドマンが空振り三振、６番ウィル・スミスが三ゴロ、７番マイケル・コンフォートが見逃し三振に倒れた。

【画像】日本の野球魂を最高峰の舞台で示せ！MLB2025シーズンで躍動するサムライたちを一挙紹介！ 　３回には１死から９番アンディ・パヘスがエンタイトル二塁打。しかし、１番の大谷翔平が投ゴロ、２番ムーキー・ベッツが二ゴロに終わって無得点。４回にも先頭の３番フレディ・フリーマンが二塁打＋右翼失策で無死三塁と好機を作ったが、T・ヘルナンデスが三ゴロ、エドマンが空振り三振、スミスが右飛で、“怪物”スキーンズから得点を奪えない。

　５回には山本が２失点目。９番デービスの強烈な打球を三塁手マックス・マンシーが好捕したが、一塁に悪送球となって無死２塁となり、続くクルーズに右前適時打を打たれてしまった。さらにマカチェンの左前打で１死一、二塁。２死一、三塁となった後にヘイズに中前適時打を許して３失点目。山本は５回94球、被安打５、与四球４、５奪三振、３失点で降板となった。

　０対３とビハインドのドジャースは、７回途中まで登板したスキーンズ相手に散発５安打、無得点。最後まで攻略できなかった。ドジャース打線は、パイレーツの２番手ライアン・ボルッキー、３番手デニス・サンタナ、４番手デビッド・ベドナーの継投に最後まで得点できず、今季２度目の完封負けで３連敗。直近５試合で４敗目となった。

構成●THE DIGEST編集部

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