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「気分がいい」大谷翔平を封じ、山本由伸との投げ合い制す…怪物スキーンズに充実感「必要な時に必要な球を投げられている」

THE DIGEST編集部

2025.04.26

ドジャース相手に7回途中、無失点で勝ち投手になったスキーンズ。(C)Getty Images

ドジャース相手に7回途中、無失点で勝ち投手になったスキーンズ。(C)Getty Images

 圧巻の108球だった。

 現地4月25日、ピッツバーグ・パイレーツのポール・スキーンズは、敵地ロサンゼルス・ドジャース戦に先発登板し、大谷翔平を3打数無安打に抑えるなど、7回途中5安打無失点、9奪三振、無四球と好投。チームを3対0の完封勝利に導き、3勝目(2敗)を挙げた。今季6先発の成績は、これで防御率2.39、WHIP0.80だ。

 昨季のナ・リーグ新人王に輝いたスキーンズ。この日は、初回から大谷、ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマンの“MVPトリオ”を三者凡退に抑えると、以降、毎回走者を出しながらも無失点投球が続いていく。7回先頭のウィル・スミスを空振り三振に仕留めたところで降板し、注目が集まる山本由伸との投げ合いに勝利した。

 貫禄の投球で存在感を発揮するスキーンズは、試合後、報道陣の取材に対応。パイレーツの地元放送局『SportsNet Pittsburgh』が映像を公開しており、22歳の怪物は「クールだった。ただ投げるべき球を投げられた。2、3点取られてしまうこともあるが、今日はゼロだった。気分がいい」と充実感をにじませている。

【動画】鋭い変化球で大谷翔平を空振り三振に抑えたスキーンズ
 
 また、スター揃いのドジャース打線に関しては、「たとえいい球を投げたとしても、何とか塁に出ようとしてくる」と評し、「きょうの方が間違いなく、過去に2度対戦した時よりもいい投球ができた」と自身の出来を高く評価。「彼らは本当に良い打者だ。だからイニングを乗り切る方法を見つけなければならない」と続けていた。

 さらに動画内では、「すべてが順調なわけではないが、必要な時に、必要な球を投げられている」と自信を口にした。今季のサイ・ヤング賞候補には、今後も大きな注目が集まる。

構成●THE DIGEST編集部

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