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MLB

「想像を絶する悪いスタート」ドジャースが獲得間近だったウィリアムズ、ヤンキースの守護神を剥奪「優秀なクローザーが別人に」NY紙が批判

THE DIGEST編集部

2025.04.29

9回に登板した直近2試合で、いずれも3失点だったウィリアムズ。(C)Getty Images

9回に登板した直近2試合で、いずれも3失点だったウィリアムズ。(C)Getty Images

 ニューヨーク・ヤンキースの新戦力クローザー、デビン・ウィリアムズが守護神の座を剥奪された。ウィリアムズは10回の登板で0勝2敗、4セーブ。直近2試合ではいずれも9回に登板して3失点。抑えの仕事を果たせなかった。

 地元紙『New York Post』は、「アーロン・ブーン監督がウィリアムズのクローザーの役割から外した」と報じた。指揮官は「彼にはまだ偉大な選手になれるだけの力がある。キャリアの絶頂期にあり、いまは少しだけ調子を落としている。そういうこともあるさ」と説明している。

 ウィリアムズ本人は「残念だ」と語り、異論は唱えなかったという。「今シーズンの状況を考えると、それほどショックではない。クローザーのポジションは自身で勝ち取らないといけないし、勝ち取り続けなければいけない。それが最近できていない」と心境を明かしている。

 同紙は、「シーズン開幕から4試合連続で不安定な投球を見せ、3イニングで4つの四球、4失点を喫した。その後は4試合連続で安定した投球を見せて立ち直ったかに見えた。しかし、直近2試合でいずれも3失点。その結果、自責点10、WHIP(1イニング当たりに許した走者の数)2.375と、ヤンキースで想像を絶する悪いスタートとなった」とウィリアムズの登板を振り返った。

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 続けて、「過去5年は、球界屈指の優秀なクローザーのひとりだったが、ほとんど別人のようだ。昨年10月のワイルドカード・シリーズでメッツのピート・アロンソにシリーズの流れを変える本塁打を打たれて以来、この右投手は結果を残せていない」とし、「これまでとは比べ物にならないほど、はるかに多くの四球を出し、三振率も急落している。フォーシームもチェンジアップも圧倒的な力を発揮できていない」と批判した。

 ホームのヤンキー・スタジアムで容赦ないファンから何度もブーイングを浴びているウィリアムズは、ヤンキースへの移籍が決まる前、「LAに行くと思っていた」とドジャースとの契約が間近に迫っていたことを明かして話題になった。

 ブーン監督は「この困難を乗り越えて、より良い形で力を発揮してもらいたい。いまはクローザーの役割から外し、いいリズムと自信、そして勢いをつけることが最善の策だ。今後、チームの中心人物になってくれると信じている」とウィリアムズの復調に期待した。

構成●THE DIGEST編集部

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