現地６月11日、タイガースは22歳の右腕ジャクソン・ジョーブがトミー・ジョン手術を受けることを発表した。

　昨年９月にメジャーデビューし、今季は初のフルシーズンとなるはずだったジョーブは、球界でも屈指のプロスペクト。100マイル超の４シームと大きく変化するスイーパーを武器に、“ジャスティン・バーランダー２世”の呼び声も高かった。今季開幕前には新人王の有力候補にも挙げられていた。

  　
　今季はここまで10試合に先発して４勝１敗、防御率4.22の成績を残していたが、５月28日のジャイアンツ戦では平均球速が明らかに落ちており、以降は登板がなかった。
　
　復帰は少なくとも2027年とみられ、タイガースファンからは「なんてこった」「嫌だ！」悲鳴が上がっている。なお、トミー・ジョン手術は史上初めてこの手術を受けた投手にちなんで名づけられたもので、考案したのは元ドジャースの医療コンサルタントでもあったフランク・ジョーブ博士である。このため「ジョーブ博士が考案した手術をジョーブが受けるのか……」といった声もある。

構成●SLUGGER編集部

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