現地６月24日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は、敵地でのコロラド・ロッキーズ戦に「１番・指名打者」で先発出場。日米通算300号となる27号２ランを放つなどし、チームの勝利（９ー７）に貢献した。また、この日は５打数１安打１本塁打、２打点１得点、１三振の成績を残し、打率は.289とした。
【動画】日米通算300号！大谷翔平が放った27号２ラン

　大谷は初回の第１打席にロッキーズの先発ヘルマン・マルケスと対決。３球目の直球（151キロ）を捉えると、打球を中堅フェンス際まで飛ばし、飛距離399フィート（約122メートル）の中飛に倒れた。

　０−１で迎えた３回一死二塁の第２打席はカウント１ー０から外角のナックルカーブを振り抜くもレフトフライに打ち取られた。２点を追うドジャースは、３番フレディ・フリーマンが敵軍の失策で出塁すると、続くウィル・スミスが中安打、マックス・マンシーが右安打と連打で無死満塁のチャンスを作り、６番テオスカー・ヘルナンデスの二ゴロで１点を返す。さらに次打者アンディ・パヘスの一ゴロが相手の野選を誘い、再び１点を奪って同点。なおも続く８番マイケル・コンフォートの５号３ランで、ドジャースは逆転に成功した。

　一方、大谷は５ー２で迎えた４回の第３打席にマルケスと３度目の対戦となったが、空振り三振に倒れた。
 
　大谷は３点リードの６回、無死一塁で迎えた第４打席にロッキーズの２番手ライアン・ロリソンと対戦。フォーシームを豪快に振り抜くと、打球を左翼スタンド最前列に叩き込み２試合連発となる。27号２ランをマークした。

　これで大谷は、松井秀喜、福留孝介に続いて日本人３人目となる日米通算300本塁打を達成した。また、４点リードで迎えた８回の第５打席はピッチャーゴロだった。

　この日、ドジャースの投手陣はブルペンデーで、１回にジャック・ドレーヤーが先発登板し、１回（14球）を投げて、被安打２、１失点で降板。２回に登板したジャスティン・ロブレスキーが５回（86球）を投げて、被安打５、７奪三振、２四球、２失点（自責）に抑えた。

　この日からドジャースはロッキーズの本拠地で標高1600メートルに位置するクアーズ・フィールドでの3連戦。標高が高いため打球が飛びやすいことで知られ、「打者天国」「投手の墓場」などと呼ばれるている。引き続き、大谷の特大弾に注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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