ロサンゼルス・ドジャースでは負傷離脱中のブレイク・スネル投手が、まもなくリハビリ登板を行なうと、現地メディアが報じている。

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　米スポーツサイト『CLUCHPOINTS』は現地時間７月５日、「スネルは復帰に向けた次のステップに近づいており、デーブ・ロバーツ監督によると、リハビリ登板に進める可能性があるようだ」と伝えた。

　スネルは開幕後、２試合で先発したものの、左肩炎症により４月上旬に負傷者リスト（IL）入りとなり、調整を続けていた。今季ドジャースに加入し、先発ローテーションの一角として期待の大きかった左腕は戦線離脱からおよそ３か月、ようやく復帰が近づきつつある。

　同メディアは、ロバーツ監督がスネルのライブBPの内容に手応えを感じたとしており、「投手コーチ陣がリハビリ登板のゴーサインを出す可能性がある」と見通している。またその上で、「スネルのリハビリ中の内容は良好だが、肩の怪我は治癒に時間がかかるものだ。早期復帰してすぐに再発という最悪のシナリオだけは避けたい」と訴えている。

　また、同メディアは、スネルと同じくIL登録となっているタイラー・グラスノー、佐々木朗希の状態についても言及。「グラスノーはすでにリハビリ登板を開始している。一方でロウキ・ササキは、まだ回復に時間を要しており、取り組むべきことが残っている」と指摘した。
  　そしてトピックでは、スネル、グラスノーと実績のある両投手の状態が上向いていると評しながら、今後への期待の声も綴っている。

「今季を通して、ドジャースはワールドシリーズ出場の最有力候補とされてきた。もしスネルとグラスノーが復帰し、本来の力を発揮できれば、MLB全体でもこの先発陣に匹敵するチームは存在しないだろう。ロバーツ監督のロースターには、現在および元オールスター選手が多数揃っており、強打者マックス・マンシーが負傷者リストにいる中でも、その層の厚さは変わらない」

　その上で同メディアは、「チームがさまざまな戦術変更や選手の起用、編成の調整を繰り返したシーズンだったが、ロサンゼルスは今、フルメンバーに近い状態へと戻りつつある」などと評している。

　今季も序盤から中心選手の故障が相次いだドジャース。シーズン後半へ向け、主力投手の復帰が実現すれば、ワールドシリーズ連覇への体制は、より盤石なものとなる。

構成●THE DIGEST編集部


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