【救援】
◎増田達至
◎平井克典
◎平良海馬
〇ギャレット 【NEW】
○小川龍也
○佐野泰雄
△森脇亮介
△武隈祥太
△野田昇吾
△國場翼
△齊藤大将
△相内誠
★宮川哲【NEW】
★浜屋将【NEW】

　クローザーの増田、セットアップの平井の地位は今季も不動だが、それぞれ昨季65試合、81試合に登板しており、２人の負担をどれだけ軽減できるかがポイントだ。

　最も期待がかかるのは、高卒３年目の平良。首脳陣に直訴し、先発として調整してきたが、シーズンでは引き続きブルペンで起用される見込みだ。短期的に見れば、チームにとってはプラスだろう。新加入の最速156キロ右腕・ギャレットも勝利の方程式に入ってきそうだ。
  　左腕では小川がショートイニング、佐野はロングリリーフと異なる役割を担う。ルーキーの浜屋は角度のあるボールを右打者の内角に突ける制球力があり、重宝する存在になりそうだ。

　ドラフト１位右腕の宮川も最速154キロの速球を誇り、完成度は高い。シーズンオフにアメリカのドライブライン・ベースボールでメカニクスを見直した17年ドラフト１位の齊藤、12年ドラフト２位の相内の台頭にも期待したい。

文●中島大輔（スポーツライター）

【著者プロフィール】　
なかじま・だいすけ／1979年生まれ。2005年から4年間、サッカーの中村俊輔を英国で密着取材。帰国後は主に野球を取材。新著に野球界の根深い構造問題を描いた『野球消滅』。『中南米野球はなぜ強いか』で2017年度ミズノスポーツライター賞の優秀賞。

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