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プロ野球

【ドラフトで巨人が取るべき指名戦略】将来性重視のドラフトを志向し、未来の看板選手を獲得すべき<SLUGGER>

西尾典文

2026.10.19


 投手についてもエース格の山崎伊織と戸郷翔征が成績を落としているだけに、将来性の高い先発候補素材を獲得しておきたい。そこで名前を挙げたいのが新城楓雅(奈良大付高)だ。まだ細身だが、190㎝の長身で躍動感あふれるフォームから繰り出すストレートは150㎞に迫り、数字に見合うだけの勢いがある。最終学年の春以降一気に調子を上げ、夏は甲子園出場にあと一歩届かなかったものの、高田商高、智弁学園といった強豪を相手に投げ勝ってみせた。

 巨人は2位指名のウェーバー順が遅く、大学生の有力投手は残っていない可能性が高い。ここでも将来性重視で高校生を狙うのが得策だろう。もし仮に2位で大学生を獲得できた場合は、3位以降で近藤琉唯斗(小樽双葉高)、岡本翔斗(香里丘高)などの指名も面白い。
 

 他の補強ポイントで気になるのが捕手だ。実績のある選手こそ多いが、最年少の支配下捕手が来年26歳となる山瀬慎之助。その山瀬も停滞感があり、底上げが必要だろう。そこで、4位で残っていれば狙いたいのが西野啓也(立命館大)だ。

 捕手にしては少し細身だが、送球の安定感とフットワークは抜群で、打撃も年々レベルアップしている。タイプ的には小林誠司と重なる点があり、巨人としては指名しやすいのではないだろうか。西野が残っていなかった場合には、高校生の内藤蒼(浦和学院)も捕手経験は浅いものの強肩強打でポテンシャルが高く、候補となりそうだ。


文●西尾典文

【著者プロフィール】
にしお・のりふみ。1979年、愛知県生まれ。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。アマチュア野球を中心に年間400試合以上を取材。2017年からはスカイAのドラフト中継で解説も務め、noteでの「プロアマ野球研究所(PABBlab)」でも多くの選手やデータを発信している。


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