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大学野球

1試合20奪三振、サイクルヒット、通算420奪三振――「戦国東都」に足跡を残した現役選手たち

大友良行

2020.05.17

●通算420奪三振(歴代1位)
東浜巨(ソフトバンク)
1990年生まれ。沖縄県出身。右投右打。
沖縄尚学高-亜細亜大―ソフトバンク。

 高校1年からベンチ入りし、3年春に選抜甲子園出場。5試合41回を投げ、防御率0.66で全国制覇を果たした。夏は県大会決勝で浦添商相手に涙を飲んだ。 

 亜細亜大進学後は、1年春に3試合連続完封で新人賞を獲得すると、以降はベスト9を5回受賞。2012年春秋に最優秀投手、2011年秋と2012年春秋にMVPに輝いた。4年時には、亜大初の投手主将に選出されたほどチームメイトから信頼を集めていた。 リーグ通算62試合で35勝19敗、473回1/3を投げ、完封22、防御率1.31と目覚ましい成績を残し、奪三振420は歴代1位だ。

 リーグ戦以外にも、1、3年時に日米野球通算4試合で9回を投げ防御率1.0。1年夏に第25回アジア選手権日本代表にも選ばれている。打者のスイングを見て配球を決めるクレバーな投手で、2012年ドラフトでソフトバンクから1位指名された。 
 
●サイクルヒット(歴代6人目)
杉本裕太郎(オリックス)
1991年生まれ。徳島県出身。右投右打。
徳島商高-青山学院大―JR西日本-オリックス。

 名門・徳島商高では甲子園出場はないものの、で2年秋からマウンドに上がりつつ、打者として12本塁打を記録した。 

 青山学院大の1年秋にDHで出場し、2年秋から4番に座る。サイクルヒットを記録したのは、2年時の日大1回戦だ。中前安打、左越え本塁打、右線2塁打、左中間適時3塁打の5打数4安打、3打点でリーグ史上19年ぶり6人目の偉業を達成した。 

 3年以降は、2学年下の吉田正尚(オリックス)と3、4番を打ち、2者連続本塁打を3回も成し遂げた。通算成績は、83試合309打数81安打、32打点、本塁打9本、打率.309。50m6秒フラットと足も速く、遠投115mと肩も強い。 

 卒業時、プロ志望届を出さずJR西日本へ。 2015年ドラフトでオリックス10位指名を受けた。 
 

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